第3話。家族でスタンビート討伐に加わります!
私たち家族はパパを探す為に、ある街へと向かう。
私たちは遥か南の森林の集落で暮らしてる。
住んでた森林地形から出たら平原が続く。
南は森林と平原エリアが多い所になるわ。
そして私たちが目指すべき所の街にパパが居るはず。
その平原の先に大きな街がある。
その街の名前は『ココロ街』
でも私には不安が一つあるのよね……。
アンナ家族は森林を抜けて平原へと出ていた。アーサーは初めての平原だ。小さいな集落と森林以外は外に出た事がない。
つまりは田舎の中の「田舎オーク」でもあった。
アンナ、アーサー、リオラは広大な平原を見つめていた。
そよ風でアンナの長髪が靡く。右手で髪を抑える。
リオラは目を擦っていた。どうやら眠いようだ。
それを見てたアンナは微笑みオンブする。
「マーマ、オレ、センドウ!マモル!ドッチ?」
「そうね、この先を真っ直ぐ行きましょう」
「ワカッタ!オレ!ススム、ススム!」
アーサーは前進する、それについて行くアンナ。
アンナは心の中で呟く「街に行けばアーサーは……殺されてしまうわ」
『あなた、どうすれば良いの?』
すると前方に人間の集団を発見したアンナは?
「アーサーはここで待ってなさい、良いわね?」
アンナはリオラをアーサーの背中にオンブさせる。
「ワカッタ!マーマのイウコトきく!」
アンナは集団に近寄る。どうやら冒険者パーティーのようだ。アンナはスタンビートの事を質問した。
若い男性の冒険者と若い女性の冒険者の構成であった。4人のパーティー組だ。
「スタンビートは、もう迫って来てるのかしら?」
「いえ、ダンジョンの奥にまだ溢れてるだけです」
「私たちは、このエリアを警戒されてるように言われてるの」
「なんでも、見かけないオークを発見したらしく」
「オークを?変ね、オークは本来、北なのよ」
「知らないさ、でも情報は確かだ!」
するとパーティーのリーダーが号令をかける「いこう!珍しいオークを討伐するんだ!」
一斉に「お――!!」と頷く。士気が高い。
アンナはすかざす指を指す「あそこの場所にオークらしき魔物を見つけたかしら?」
「情報、ありがとうございます!ヒーラーさん!」
アンナは笑顔で4組パーティーに手を振る。そして早歩きで息子と娘の所に戻るのであった。
「マーマ?ドウシタ?」
「アーサー、今のうちに進むわよ、ここは危険ね」
アンナは街へと急ぐ、リオラはアーサーに任せる。
「マーマ?スタンーピー?サンカをスルカ?」
「アーサー、参加は、それは街に到着してからね」
「良いわね?ママの言う事は守るのよ?」
「ワカッテル!ヤクソク!マモル!」
街に到着したからと言ってアーサーの安全の保証は無い。
アンナは頭の中で策を巡らせる。息子と娘をどう街へと入国させるのかを?
そしてスタンビートに参加してパパを探すべきなのかを……。アンナは移動しながら考えていた。
変わった家族が街を目指す。
第4話。ココロ街へと到着した変わった家族。