第2話。パパを探しに街へ向かいます。
私たちはパパを探す為に集落を出る事にした。
集落の皆はアーサーを人間のように接してくれる。
5歳でありながら力仕事が出来るようになったわ。
オークの本来は脳筋種族なのよね。魔物だから。
突撃しか知らない、お馬◯だと思ってたわ。
でも、うちの子は違う。アーサーは他のオークより。
確かに普通の人間よりも知能は低いかも知れない。
だけど愛情をしっかりと注いでやれば……。
アーサーは良い子に育つ事だわ。私はそう思うの。
現に妹の面倒を見てくれてる。肌の色など関係ない。
集落の子供たちはアーサーを見て最初は怖がっていたわ。
でも子供で無邪気よね、すぐにアーサーと慣れたわ。
こうして私は集落の暮らしに慣れてきた頃に……。
この世界では国の経済力、軍事力、人口数で国名を「新国」として建国が許されていた。
大都市は各国それぞれに東西南北に分かれてる。4大国家が建国されていた。そして地図の中央には、その4大国家の交易都市が存在していた。
大国の国名は後の物語で語られる事だろう。
そして小さな村だったり、少数集落の村には……。
集落に名前など無い。それが「ただの集落」だからだ。そこに住んでいたのが、アンナ家族であった。
父親を探す為にスタンビート発令警報の街へと向かうべく。旅支度をする。
アンナは5年前に着ていた白いチュニックを着ていた。パーティー壊滅時の時の服装であった。
夫からは「既に棄てた方が良い」と言われたてたが。アンナは首を横にふる。
これは、あの子が「私の息子である為」とアンナは前向きになって持ってたのである。
村の集落たちはアンナ親子を見送りに村の入り口に集まっていた。
老婆が近寄りアンナに食べ物を渡す「アンナよ、道中、食べるのじゃ」
「ありがとう、お婆ちゃん、いただきます」
「アリガトーババー」
「ありがと〜おばあちゃん〜」
「よいな、アーサーよ!皆を守るじゃぞ!」
「マカセロー家族マモル〜!」
アーサーはオーク族の中でも人間と会話が出来る唯一の種族でもあるのだ。父と母が一生懸命に「語源」と「会話」を教えたのであった。
初めアーサーは5歳ながら人間の真似をするようになっていた。いつの間にかアンナの身長と同じぐらいまで成長していた。
そして力も人間の大人と同じ握力になっていた。オーク族は成長速度が人間の数倍がある。繁殖力も人間の数倍だろう。
こうしてアンナ家族は父を探す為に村を出発した。
天候は晴れで、そよ風が吹いていた。村の周りは森林付近ゆえに風が気持ち良いぐらいだ。魔物もなかなか村に近寄らない。アーサーの効力が効いてるからだ。
「マーマー?パーはドコにイル?」
「アーサー「パパ」よ、まだまだ慣れないとね」
「パパ〜だいじょうかなぁ〜」
アーサーは妹のリオラをオンブしての移動である。
森林の中を突き進む家族連れ。もはや摩訶不思議な現象だろう。母親に。小さな子供に、オークだ。
周りからしてみれば「オークに連れ去られてる!」と思われるぐらいの場面なのである。
実際に最初は集落ではそうであったからだ……。
アンナ家族がいるエリアは全て森林地形であった。
ここの森林地形は魔物も沢山いる。だが、全て弱い魔物ばっかりだ。スライムだったり、ゴブリンだったり。初心冒険者でも平気の森林エリアだ。
スライムもゴブリンもアンナ家族を見て襲いかかるが……途中で逃げてしまう。それはアーサーが前に立って威嚇するからだ。
こうして無事に森林地形エリアを抜ける。そして広大な平原が続いていた。
だがアンナには一つ心配事が芽生え始めていた。
次回、第3話。家族でスタンビート討伐に加わります!