第1話。ちょっと変わった家族の物語の始まり。
私はアンナ、普通の人間で冒険が好きだった。
だけど……私はあるパーティーに参加して全滅した。
オークの集団に……あの時の事は忘れられない。
普通ならオークを憎むわ、それか精神崩壊ね。
でも私は、あの子を儲けた時に出産した時に……。
こう思ったの、この子は私が儲けた子だと。
必ず守ると誓ったわ。そして、あるお方との出会い。
オークでも理解してくれて意気投合したわ……。
その方と私は結婚して娘も誕生した。
あれから5年の年月が経過したわ。
旦那はスタンビートから帰ってこない……。
2人の成長は違うけれども、特にアーサーね。
アーサーの成長は人間の倍ね。5歳とは思えないわ。
小さな村に、ある変わった家族が住んでいた。その者たちは。親子なのだが、1人だけ変わった者が居た。それは長男がオークである事だろう。
母親の名前は「アンナ」と呼んだ。
長男オークの名前は「アーサー」と呼んだ。
妹の名前は「リオラ」と呼んだ。
村は小さな村で30人ぐらいの集落だ。アンナは元々は大都市で住んでいたが、アーサーを産んで以来は小さな村で過ごしいた。
アーサーは優しいオークである。妹の事をしっかりと面倒を見るよき兄なのであった。
父親は国からスタンビート発令されて以来、戻ってきてない。心配のアンナは……。
「遅いわね、パパ……探しにいこうかしら？」
「オレも！イク！マーマ！ツレテいて！」
「マ〜マ？いくの〜？」
「駄目よ、子供は危険なのよ、スタンビートは」
「ダイジョウブ！チカラある！」
「わたちも〜ちからある！」
アーサーは5歳でありながら身長は軽く160cmもあった。オークならではの成長速度である。
それに比べリオラの身長は5歳の子供と同じ身長だ。5歳の平均身長は100cmぐらいである。
「そうね、2人を置いていけないわね」
「ヤッター！マーマ！アリガトゥ！」
「はやく〜パパをみつけよー！」
こうして変わった家族は父親を探す為にスタンビート発令警報の街へと向かうであった！
今、ある家族の物語が始まろうとしていた！
この物語はある冒険者の女性がオークを出産して息子として育てあげる。家族の絆の物語である。
次回、第2話。パパを探しに街へ向かいます。
