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11-8

戦闘員たちはトラノスケ少年を解放した。

自由の身になったトラノスケ少年は

「お姉さん、僕はどうしたら良いですか?」

と赤嶺に聞いた。

「女の子にはやっぱりお花だよ。綺麗なお花をハルカちゃんにプレゼントしたらいい。他のみんなには知られないようにね」

赤嶺はウィンクした。

「僕いそがしいから、じゃあ!」

トラノスケ少年はチームメイトに手を振って野球場から去っていった。

奥平が少年たちのところにやって来て

「みんなすまない。いろいろと大人の事情でダメみたいだから、この野球場はあきらめよう。代わりに俺たちはさまよえる少年野球チームとして、あちこちの野球場に姿を現しては野良試合を申し込むんだ。神奈川県の少年野球界を荒らしてやろうじゃないか!」

と言った。

一人の少年が

「監督、それじゃ僕らが悪者みたいじゃないですか」

と異を唱えた。

「俺たちを守ってくれなかった行政が悪い!だったら俺たちだって悪になってやる!」

奥平はZピジョンズのヒール転向を宣言した。アルマジロ名古屋以下ニジヘビ団戦闘員たちがこれに拍手を送る。

「監督、なんでも政治のせいにするのはプロ市民の悪い癖です」

と少年の中の誰かが言ったが、奥平は

「さあ、どこのチームからぶっつぶしてやろうか!」

とさっそく闘志を漲らせている。少年の純粋な意見は大人の心には届いていないようだった。


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