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「じゃあ俺はまだゴミ拾いしますんで!」
渋川は団員に手を振ったが、別れ際に
「そうそう。ひょっとこ男にボコボコにされてる時、意識朦朧状態だったんすけど、空にUFO飛んでるのが見えたんすよ。誰も信じてくれないけど」
と笑いながら去っていった。
「ほらほら!UFOいるんだよ!」
マーモット橙木が言うが
「まあそうかもな」
と紫垣に軽く受け流されていた。
団員たちがUFOで盛り上がる。酔いでぼんやりしている赤嶺は話の輪には加わらず仲間たちがわいわいやる様子を眺めていた。そして、ふと背後のテントの中を振り返った。テントの中にビームライフルのフォボス09が置かれていた。
「うそん…」
小さく驚きの声を上げて周囲を見回した赤嶺は、向こう岸の山の上に奇妙な浮遊物を見つけた。
青空を背景にUFOが浮いている。
UFOの丸い窓から、メーナカとラムーバが赤嶺に手を振っていた。
《 第10話 火星から来た乙女 おわり 》




