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10-14

マーモット橙木が、一方を指さしている。ニジヘビ団がBBQをしている場所から川の方向、少し離れた所に

「あっ!ども、悪の組織のみなさん!」

そこには、ごみ袋を手にしたチャラそうな若者が立っていた。

「お前、この前のゴミポイ捨て君じゃないか」

マーモット橙木が言った。

紫垣が赤嶺に

「この前の仕事の時に、ゴミをポイ捨てしてヒーローにボコボコにされた人だよ」

と説明した。

「ゴミポイ捨て君はやめてくださいよー!俺、渋川トーゴって言います。この前はマジありがとうござました!みなさんが助けてくれなかったら俺、マジであのひょっとこ占い師に殺されるところでした!」

渋川は見た目の軽さに反してきちんと直立不動でお礼を言ってから頭を下げた。

「アキオ兄ちゃん、そこまで殺意は無いと思うけどな」

赤嶺が言うと、渋川は

「いやいやお嬢さん!あれは攻撃された人間にしかわからないけど、ひょっとこ占い師はひょっとこを被った野獣だったぜ!」

「えー?」

幼馴染の悪評に赤嶺が困り顔をする。渋川はお構いなしに自分話を続けた。

「俺殺されかけたのに、仲間からもゴミ捨てるお前が悪いって怒られて、マジ最悪だったっす。俺、悪ぶってるのがカッコイイと思ってたんすけど、バカみたいだって、反省したんす。それでゴミ拾いして川をきれいにしてるんっす」

渋川はゴミ袋を持ち上げて見せた。

「へー、えらいじゃないか。写真を撮ってあげよう」

マーモット橙木がカメラを向けると渋川は

「うぃーすっ」

とポーズを取って、パシャッと撮影されていた。


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