表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

73/403

10-7

火星人女二人の写真を撮りまくっていたマーモット橙木がカメラから手を放し、両手を高々と上げて臨戦態勢を取った。

「さて、火星人の女たち。ユーたちは何しに地球へ⁉」

真剣なマーモット橙木に後ろからトナカイ上杉が

「橙木、お前信じてるのか?」

とあきれ声で聞いた。

「上杉さん黙ってて!今、地球の危機だから!」

マーモット橙木はじりじりと女たちとの距離を詰めた。

「ふふふ。橙木さん。あなたは地球の危機とおっしゃったわ。私たちを火星からの侵略者だと思っているのね」

メーナカは妖しい笑みを作って小指で自分の唇を撫でた。

「違うというのか。では何が目的だ⁉」

マーモット橙木が鬼気迫った声で聞くと、メーナカが何かを言うより早く

「旅行」

とラムーバが無表情で言い放った。

「ちょっとラムーバ。もっと勿体つけましょうよ」

メーナカが抗議すると、それが気に食わなかったのかラムーバは眉を寄せてむーっという顔をした。そして彼女は無言でメーナカの脇腹の肉をつまんでひねり上げた。

「痛いっ」

メーナカはラムーバから数歩逃げて地面にへたり込むと、

「見ての通り、私たちは仲良しよ」

とマーモット橙木に言った。

「そうか。仲良しの二人が旅行だったら地球に危険はないね」

「ないわ」

「じゃあ地球に来た記念に、一緒にBBQする?」

「する」

こうして自称火星人の二人も加わり、BBQは盛り上がった。彼女たちは華奢な見た目に反して、結構な量のビールをグビグビ飲み肉をバクバクと食べた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ