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10-6

疑うトナカイ上杉に向かってメーナカを名乗る女性が声を掛けた。

「あら?あなたは怪人なのに、火星人は信じないのですか?」

そしてメーナカは足元に置いていた白銀のバッグから銃らしきものを取り出して

「これ、火星の競技用ビームライフルです。フォボス09という名前なのです。お近づきのしるしにどうぞ」

とトナカイ上杉に差し出した。

トナカイ上杉はフォボス09を受け取った。そしてそれを近くの岩に向けて引き金を引くと、銃口から赤い光がチュンという音とともに発射された。しかし、赤い光は岩に当たっただけでそれを破壊したり焦がしたりすることはなかった。

「なにも起きないようだが?」

トナカイ上杉が言うと、メーナカは

「競技用ですから。私たちの星のサバゲーで使います。テレビやエアコンと言われるこちらの星の電化製品を遠隔操作するアイテムとしても使うことができます」

「それはただのリモコンでは?」

トナカイ上杉が言い返す。赤嶺は手を伸ばしてトナカイ上杉からフォボス09を受け取ると、赤嶺が持ってきていたラジカセに銃口を向けて金を引いた。それはダムガードが忘れて行ったラジカセだった。赤いビームがラジカセに当たる。ラジオのスイッチが入った。

「これは便利!」

赤嶺が驚くと、トナカイ上杉は

「いやいや赤嶺。だから、ただのリモコンだろ?」

と不審そうに言った。

「でもトナカイさん、あのラジカセ、リモコン機能とかついてないですよ?」

赤嶺の言葉を受けて、緑川がラジカセを手に取った。そして

「本当だ。電源のスイッチ、カチッてする奴だ。不思議」

と言った。


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