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話す内容はいつもの飲み会と変わらないが、昼間から青空の下で飲む酒は誰しもがおいしく感じた。
ふいに
「あっ!いた!」
マーモット橙木の大きな声が団員たちの注意を引いた。
マーモット橙木が、一方を指さしている。ニジヘビ団がBBQをしている場所から川の方向、少し離れた所に二人の若い女性が立っていた。
一人は白銀の長い髪、もう一人は同じ白銀だがショートヘアーで、ともに銀色のワンピースを着ていて、緑色の皮膚。
「この前のUFOの正体はお前たちだな!」
マーモット橙木が言うと
「はじめまして、私たちは火星人。私の名前はメーナカ。よろしくね」
と長い髪の方が笑顔で自己紹介した。
続いてショートヘアーが
「私はラムーバ。よろしく」
とこちらはすまし顔で言った。
ニジヘビ団の面々は当初あっけにとられたが、マーモット橙木だけは迷いなく状況を受け入れて、
「ほら!UFOいたんだよ!初めまして、おいらたちはニジヘビ団。そしておいらは怪人のマーモット橙木です。ねえ君たち、写真撮っていい?」
と大はしゃぎでカメラを構えた。
火星人を名乗る二人は律義に並んでポーズを取って撮影のリクエストに応えた。
「凄い。火星が凄いぞ」
カモノハシ室井が芝生の上をゴロゴロしながら言った。
「いやいや、火星人って言われても」
とトナカイ上杉がマーモット橙木の背後で呆れて首を振った。




