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「じゃあ今日は日ごろのお疲れさまと、UFO探しましょうということで、乾杯!」
赤嶺の音頭でBBQが始まった。
団員たちが談笑しながら好きなように肉を焼き酒を飲む。キャンプ場には他の利用客もいて、小さな子供たちが怪人のところに来ては
「なんのどうぶつですか?」
「おにくたべるの?」
などと尋ねる、ほのぼのした光景も見られた。
マーモット橙木は
「みんなもUFO探してね。いたら声かけて」
と空を見上げてあちこち探しながら、クッキーなどのお菓子を食べて楽しんだ。
仲間たちもお付き合いで上を見上げて探してはみたが、目に入るのは風に乗るトンビくらいだった。
「あー、楽しいですね」
赤嶺はほろ酔いでずっと笑っている。
「赤嶺、学校と仕事であんまり休んでないだろう?無理しないで休みとっていいぞ」
紫垣が心配して言った。
「いいんです。ニジヘビ団のお仕事、楽しいですし。はい」
赤嶺の返答に、この場では年長者の部類の青島が
「若さかねぇ。俺なんか休みの日はついつい昼寝しちゃう。週に1日くらいはダラダラする日が無いと辛いねぇ」
と酔いが回った様子でヘラヘラしながら言った。
「青島さん、きちんと休肝日守ってます?」
「大丈夫だって黄瀬ちゃん。週2.3日は飲まない日作ってるから」




