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仲間たちに見守られて、赤嶺が
「露骨ぅに エッチに ブギウギ
あなたぁの 香りに ドキドキ
乙女ぇに 恋落ち ウキウキ
ガルルぅに ぐるるり ンギルギ」
と意味のない歌詞の気の抜けた歌を歌い、緑川は満足そうにギターをかき鳴らしている。そして黄瀬は赤嶺に向かって光の残像の応援を送り続けた。
他の戦闘員たちが「ちょっとあの動きはキツイな」「俺たちには無理だよねー」とこぼしている。
紫垣は頬杖をついて面白そうに演奏者たちを眺めた。その視線に気づいた赤嶺が彼にウィンクを送る。そして、緑川のギターと黄瀬のオタ芸がますます熱を帯びていき、青島の酔いは深くなっていった。
秘密基地の夜は今日も緩く更けていくのだった。
秘密基地4階会議室、ホワイトボードには『運営会議』と大きく表題が書かれている。
会議室にはジェネラル鍋島と雨海博士、怪人たちが席についていた。
幹部である3人、カンガルー竹中(50歳)、リャマ宇田川(48歳)、アルマジロ名古屋(47歳)を筆頭に、ポニー和田、セイウチ三好(29歳)、カモノハシ室井(30歳)、トナカイ上杉、ダチョウ水谷、マーモット橙木というニジヘビ団の怪人全てがそろっている。
紫垣は主任戦闘員としてそこに加わった。
総統のジェネラル鍋島が
「まずは事務連絡でーす。ダムガードからダムに来てくれたら普通に戦いますとのメッセージがテレビ局経由で届いていますが、ちょっと面倒なので無視しまーす」
と全員に告げる。




