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第9話  初恋はギムレットの中に

その日の夜、ニジヘビ団秘密基地の食堂では奇妙な集まりが催されていた。

緑川がギターを弾いている。彼の脇にはスマホと接続されたスピーカーが置かれており、そこからギター以外のドラムやベース音が流れていた。

緑川の演奏に合わせ赤嶺が歌い、黄瀬がペンライトを手に赤嶺をオタ芸で応援している。紫垣や青島やマーモット橙木や他の怪人・戦闘員たちが酒を飲みながらその様子を眺めていた。

そこは小さなアイドルコンサート会場となっていた。

「本番ではみんなもこれやるんだから、覚えてください!」

黄瀬がペンライトで鮮やかな光の残像を虚空に描きながら声を張り上げる。

「切れてるよー。いいよいいよー」

と焼酎の水割りでほろ酔い気味の青島が黄瀬のオタ芸に拍手を送る。

青島は紫垣を振り返って

「黄瀬ちゃんの考えた作戦案、採用されるって決まったわけじゃないのにね。もう練習始めちゃってるし」

とオタ芸をマネして手をクルクルと回して見せた。

「地下アイドルをニジヘビ団に引き込んで、ファンも団の支援者に洗脳していくって作戦、俺は悪くないと思いますけどね」

紫垣は指先で顎をさらさらと撫でながら返答する。

「じゃあ紫垣ちゃんが推してあげなよ。主任になったから、運営会議に出るらしいじゃない」

「不思議ですよね、運営会議は怪人以上しか出ないはずなのに。主任戦闘員って言ったって普通の人間ですよ」

青島と紫垣のやり取りに、運営会議に毎回出ているマーモット橙木が

「てきとうな会議だよ。作戦を決める話し合いってことになってるけど、半分くらいは関係ないことに話が脱線するし。気楽に参加すると良いよ」

と紫垣にアドバイスした。

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