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7-3

ダチョウ水谷が

「じゃあ今日の活動はこれにて終了。じゃあ、解散―」

と号令して団員たちが帰っていく場面を最後に番組は終了した。

『悪の組織活動

 頑張れ、いや頑張るな、ニジヘビ団

 次回へ続く』

とテロップが表示された。


「半分くらい、ただの自販機設置作業じゃん。戦闘に入るまでのエピソードもほぼないし。こんなんで毎週大丈夫っすかね」

と、黄瀬がスナック菓子をボリボリ食べながら言った。それに緑川が

「いや、俺はそれよりも大きな問題があるのに気が付いたよ。オープニングテーマとエンディングテーマが、セイレネスの時の番組内BGMの使い回しじゃないか」

と神妙な面持ちで言った。

「そりゃあ、セイレネスの番組が急に終わっちゃったから間に合わなかったんじゃないのー?まさか彼女たちの歌を流すわけにもいかないだろうし」

タカコは少し気怠そうに言うと、続けて

「ねえ赤嶺ちゃん。なんかつまむ物ない?チーズとか?」

と赤嶺に食べるものをおねだりした。

「だったら俺たちで曲を作って、番組で使ってもらおうじゃないか!」

と緑川は立ち上がって宣言した。

「いやいや、緑川はギター弾けるだろうけど…他に楽器できる人なんていないんじゃない?」

と紫垣が言った。

「はいはーい、僕ボーカルやりまーす」

タカコにチーズを渡し終わった赤嶺が手を上げ、最初の参加者に名乗り出た。

「オーケー。ボーカルとギターは揃った。他にバンドやりたい人はいますかー?」

緑川がみんなに聞いた。最初の赤嶺の他には、次の手は上がらなかった。

しかし、緑川の音楽への思いはもはや止めることが出来なかった。

「たしか黄瀬がちょっとキーボードしてたはずだな」

「僕?遊びで弾いてるだけっすよ」

黄瀬が申し訳なさそうに言うが

「十分十分。じゃあ紫垣くんがベースね」

「えー?俺、できねえよ」

「昔ちょっと俺が教えたじゃないですか。あのレベルでいいです」

緑川はうれしそうにバンド仲間を集めていった。

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