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雨海博士はニヤリとして
「だろう?」
と得意そうに言った。そして彼は赤嶺に対して
「君が新入団の子だね。私がニジヘビ団の化学部門を取り仕切ってる雨海だよ」
と自己紹介した。
「赤嶺バンサクです、よろしくお願いします」
「赤嶺くん。君は改造手術を受けたいという希望はあるかね?」
雨海博士は目を細めて妖しい笑みを浮かべた。
「改造手術ですか?もし可能であれば女の子になりたいです」
「ふむ?できなくはないが、ヘビとかトカゲとかのエッセンスを混ぜたうえでのことになるが構わないかね?」
「爬虫類系ですか。ちょっと考えさせてください」
改造人間への勧誘に後輩がなびくのを
「赤嶺、たぶん普通の病院で手術受けた方がいいぞ」
と紫垣がとめた。
「紫垣主任は爬虫類好きですか?」
赤嶺は紫垣に聞いた。
「あんまり好きじゃない」
「じゃあいいです。博士、無しで」
と赤嶺は言った。
雨海博士は残念そうに
「ふむふむ、爬虫類はあんまり人気が無いか。まあいいや。じゃあ赤嶺くん、これから頑張って。…あと、紫垣くんはくれぐれも無茶をしないように。死んでしまったら私でも治せないからね」
とルービックキューブを弄びながら会議室を出て行った。
「じゃあオリエンテーションはこれくらいにするか」
「紫垣主任、仕事以外の質問いいですか?」




