第4話 アリス・イン・イービルオーガニゼーション
ニジヘビ団秘密基地の会議室で、総統のジェネラル鍋島は
「今日は皆にちょっとした連絡事項が二つありまーす」
といつもの調子で会議を始めた。
「一つ目は新入団員の紹介です。赤嶺くん、こちらに」
ジェネラル鍋島に紹介され会議室に入ってきたのは、小柄で、ウェーブがかった髪の、まだ二十歳前に見える女性だった。
怪人や戦闘員たちが「女の子だ…」「マジか」「結構可愛いぞ」などなどざわめく。
彼女はジェネラル鍋島の横に立つと
「赤嶺バンサクと申します。念のためお伝えしますが、僕、男です」
赤嶺バンサクは男の娘だった。
全員が驚きの声を上げるのに
「ははー、ビックリしただろー。俺も最初女の子かと思ったよ。紫垣くん、主任として赤嶺くんのオリエンテーションとOJTお願いね」
ジェネラル鍋島は紫垣を指さして、赤嶺に彼の指導役を紹介した。
紫垣の隣に座った赤嶺は
「よろしくお願いします、紫垣主任」
と少し緊張した面持ちであいさつした。
「赤嶺くんは、紫垣くんの活躍を見て入団を希望したらしい。だから赤嶺くんも頑張って、紫垣くんのような立派な戦闘員になってもらいたい」
紫垣が思わず赤嶺を見る。赤嶺は恥ずかしそうに小さく会釈した。
「紫垣くん。赤嶺くんは大学生だからフルタイム勤務じゃないので本人と相談してシフト調整してあげてね」
とジェネラル鍋島は言った。




