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「ねえ、アウロラちゃん何かスポーツやってた?」
赤嶺が聞くと、アウロラは
「ダンスダンス。今も毎日踊ってるじゃない。けっこう体力使うのよ」
と答えた。
ニジヘビ団が第1セットを圧勝で取った。コートを交換し第2セットが開始される直前、ナツコが
「あー、ニジヘビ団負けてくんないかなぁー!普通のチームが勝ちあがってくれるほうが、大会運営側としてはいいんだけどなぁー!JKのチームなんかが活躍したら盛り上がるんだろうなぁー!」
と露骨な独り言を大声で言った。
「君は考えていることを全部しゃべってしまう呪いでもかけられているのか?」
ポニー和田がナツコに言った。
「タイム!」
ここで紫垣がタイムを取りニジヘビ団チームを集めた。
「そもそも、俺たちが優勝を目指す意味ってありましたっけ?」
紫垣はメンバーに聞いた。
「いや、今日は出店で小銭を稼ごうってだけの仕事で、大会出場は事のついでだが」
ポニー和田が言う。
「ですよね?じゃあ負けて出店の方頑張りません?」
紫垣が提案する。この提案に、どちらでもいいマーモット橙木は返答もせず体をそらせてお腹をボリボリ掻いた。赤嶺は
「紫垣主任がそう言うのでしたら」
と笑顔で答えた。
「えー、せっかくだから優勝して目立ちたいよ。名前売りたいもん」
とアウロラが異議を唱える。




