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154/403

18-5

この二つのチームの対戦を見るために集まった観客たちからも「不倫はダメよー!」「負けないでー!」「自分を大切にして!」など温かい声がカレンに送られる。

ニジヘビ団側のコートでも、気持ちの高ぶった赤嶺が

「カレンちゃん頑張れ…」

と泣きながら小さな声で友達を応援した。

その横でアウロラは

「ねえ、アヒルって人間食べるの?」

と驚きながら後ろにいるマーモット橙木に聞いた。マーモット橙木は少し考えてから

「あいつら雑食だから超お腹すいたら人間くらい食べるんじゃないかな?」

と言った。

「怖いね怖いね!やっぱりクチバシの生き物は危険な奴が多いよ!」

アウロラは両手で自分を抱きながら震えた。

審判員のナツコは審判用チェアーの上で修羅場と化したコートを見下ろしながら

「どうすりゃいいだこれ!」

と怒りの声を上げた。そんなナツコに向かって

「もうこの試合、我々の勝ちでいいだろ?」

とポニー和田が言った。

「いったい何をもってあなた達の勝ちだと?」

ナツコが尋ねると、

「賄賂をあげよう。ここに来る途中に自販機で買ったクッキーだ」

とポニー和田は小袋に入ったクッキーを彼女に渡した。

ナツコはさっそくクッキーを頬張りながら

「この試合、没収試合とします!ニジヘビ団の不戦勝!」

とニジヘビ団の勝利を宣言した。

傷心のカレンをトウコとサクラが優しく包み込むように支えながらコートを後にする。京極も救急隊の担架に乗せられて運ばれていった。

テレビクルーの一人がユナに

「どうします?放送しますか?」

と聞くと

「できるわけないでしょ!全カットよ。最初から取り直しましょう」

とテレビカメラに向かってマイクを構えた。

「みなさん、おはようございます。今回ニジヘビ団は、ビーチボールバレー大会に出場するために大磯にやってきました。とってもいいお天気で、絶好の海日和ですね!地元の学生さんたちや企業の方たちのチームが参加するそうなので、ぜひ頑張ってニジヘビ団をやっつけてほしいものです!」

ユナはセイレネスのことは無かったていで再度オープニングを撮り直した。


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