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第17話  お墓参りと相模川の水質

日曜日、ニジヘビ団の車を借り出した紫垣といつもの仲間にアウロラを加えた一行はZ市内にある寺に訪れていた。

ごく普通の、街の中のお寺。そのお寺が管理している墓地の一角に、ニジヘビ団のお墓はあった。墓石に堂々と『ニジヘビ団』と刻まれている。

「僕らのお墓ですね」

赤嶺が言った。

「ああ。横に鍋島総統を筆頭に怪人と戦闘員の名前が全員掘られてる」

と紫垣が教える。

墓石の側面にニジヘビ団団員の名前がびっしり刻まれているのを見た赤嶺は

「生きてるのに墓石に名前あるのって縁起悪くないですか?」

と仲間に聞いた。

「その辺は諸説あるみたいだね。逆に縁起がいいっていう意見もあるみたい。お墓業界の戦略かもしれないけど」

緑川が答える。続けて青島が

「縁起がどうとかはわからないけど、こんな商売してたらいつ死ぬかわかんないじゃない。だから組織でお墓立てて、あらかじめ名前入れてくれるのよ。嘘かマコトか、もうすでに何人かは殉職して埋葬されちゃってるらしいけど」

と解説を続けた。

赤嶺は側面に刻まれた名前を確認して

「僕の名前は入ってないですね。アウロラちゃんのも」

と最後に刻まれた黄瀬の名前の横の空白を指でなぞった。

「私はやだよ!なんで男ばっかのお墓に入らなきゃならないのさ!」

アウロラがキレ気味に言う。

「お墓に入るのは希望者だけだよ。うちの団員、ほとんどが独りぼっちか、家族がいても疎遠っていうような人間の集まりだから、どっちでもいいくらいの感じで名前入れてもらってるんだ」

と紫垣は持参したお線香を仲間に配った。お墓にお線香を供える香炉に、それぞれが煙を立てているお線香を供えていく。誰かの火の消しが甘かったのか、お線香が炎を上げて燃え盛った。


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