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16-2

アウロラが一節歌いが終わったところで

「はいカーット!次のシーン移るので場所変えまーす」

と緑川がみんなに指示を出した。

ニジヘビ団団員たちが次の場所に移動しようとした、その時だった。

「待て、悪党ども。白昼堂々の悪行三昧、この私が許さないぞ!」

彼らの前に現れたのは、着物姿の男の人形を持った男だ。それは人形浄瑠璃だった。そして、人形を持つ彼自身も着物を着て顔に白塗りのメイクをして浄瑠璃の人形の姿に扮していた。

「伝統を愛し、守る。文化を次世代に繋げることが我が使命!自分を自ら操り人形、浄瑠璃戦士・竹本マリオネット!」

竹本マリオネットは名乗りを上げると、手にした日本人形をカタカタ動かした。

「頑張れ、頑張れ、たっけもとー!」

と日本人形・ケンビシが言った、ように見せかける。腹話術だ。

「前回はキャバ嬢でしたが、今回は日本の伝統芸能、人形浄瑠璃を駆使したヒーローの登場です。神奈川県のローカルヒーローは実に多種多様です」

ユナがテレビカメラに解説を始めた。

「いやいや、出てきてもらったところ悪いけど、今日はただ動画撮影するだけなんだけが?」

ダチョウ水谷は竹本マリオネットに文句を言った。

「なんだと…?では聞くが、公園で撮影する許可は取っているのか?」

竹本マリオネットが言い返す。

「取ってるよ。なんせここの市長、うちの団員なんだから」

「なんで取ってるんだよ。そういうとこ、きちんとしてくれよ」

「だからきちんと許可取ってるって言ってるだろ」

「だから許可なんか取るなよ!悪の組織だろ。そんなことされたら、我々ヒーローはどこを責めたらいいんだよ!」

竹本マリオネットの言葉にダチョウ水谷以下戦闘員たちはざわついた。

「やっぱ許可なんか取っちゃダメだったかな?」「悪の組織なんだから、悪いことしとかなきゃ成り立たないし」「そこら辺の看板に落書きでもしとくか?」

ダチョウ水谷は戦闘員たちと少し話し合ってから、竹本マリオネットに向き直り

「わかった。この散策道を少し行ったところに地元の子供たちがお花を植えた花壇がある。その花壇を、破壊する」

と宣言した。


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