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15-7

「ええ?顔だけ?」

黄瀬が思わず聞くと、赤嶺は慌てたように

「別に顔だけじゃないよ!優しいとことか、しぐさとか。あと…」

と一度言葉を止めて、恥ずかしそうに両手で頬を包んでから

「におい」

と告白した。

黄瀬がすぐさま

「えー、スケベじゃん」

とつっこんだ。

「スケベだめ?だめ?」

赤嶺が手で顔を覆ったまま聞き返す。

「いや、だめじゃないけど…」

「だめじゃない、頂きました!スケベ許可オッケー、イェーイ!」

と赤嶺はトウコ、サクラ、カレンと次々にハイタッチを交わした。

「なんのノリなの、これ?」

黄瀬一人が困惑する。

今度はサクラが赤嶺に

「ちょっと聞きにくい質問だけど…アリスはまだ、男の子でしょ?その、どう言えばいいのか…」

と言葉を濁らせながら何かを聞こうとした。彼女の思いを察した赤嶺がサクラの耳元に口を寄せて、小声で話す。

「…ええ、ええ。…なるほど」

とサクラは相槌を打った。そして赤嶺のひそひそ話を一通り聞き終わった彼女は

「モナムール!」

と呟いてうつぶせになってしまった。

「サクラ、大丈夫?」

トウコが心配するが、サクラは体を小刻みに震わせながら

「愛デス」

と心の中で渦巻く何かに飲み込まれながら言葉を返した。

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