表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

124/403

第15話  愛はウェポン

Z市市役所、市議会。

「Z市のさらなる発展のためには悪の組織の健全な経営が不可欠であり、悪の組織武器使用許可条例を制定することが急務であると考えるのであります!」

壇上のセイウチ三好が力強く宣言すると、議場から

「悪の組織を有利にする条例なんて馬鹿げている!」「市長は自分の所属団体に忖度しているんじゃないですか⁉」

など市議たちから非難が続出した。そしてこれらの反対意見を締めくくったのは市議・別所ベアトリクス(30歳)の

「市長は義務教育に力を入れるとの公約をおっしゃられていましたが、悪の組織に武器の使用を許可することは青少年の健全な育成に反しているのではないでしょうか⁉」

という赤嶺がでまかせで言った公約への指摘だった。

セイウチ三好は演台にドンッ!と両手をつくと

「海に出ればシャチもサメもトドもいるんだ!人間社会だって一緒だ。大人になって社会に出るということは、そこで生き抜く強さを持っていなくてはいけない。あなたたちは子供を生ぬるい教育で育てるのか。私は子供たちに教えるつもりだ。世の中には悪意も危険もあり、その中で君たちは戦わねばならないことを。おままごとは終わりだ。若者よ、武器を手に!」

そう言ってセイウチ三好が右腕を突き上げる。

怒号が飛び交い議会は紛糾した。

「市長のおっしゃることは無茶苦茶です!やっぱりセイウチには無理なんです!」

ベアトリクスが叫ぶ。

「黙れーッ!ぶん殴ってやる!」

セイウチ三好は怒って腕を振り上げ市議たちを追いかけ、市議たちは悲鳴を上げながら議場を逃げ惑った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ