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「紫垣は基地に戻って博士に治療してもらって。他に怪我した人いたら一緒に。大丈夫な人は引き続き選挙運動ね」
セイウチ三好がてきぱきと指示を飛ばす。こうして、ニジヘビ団団員たちは公園を去っていった。
「僕、本当はつきっきりで紫垣主任の看病してあげたいんですけど」
赤嶺は紫垣を支えながら心配そうに見上げた。
「俺は大丈夫だからウグイス嬢の方を頼むよ」
紫垣は仲間に手伝われて車に乗せられた。紫垣の隣に気を失ったままの青島も運び込まれた。
助手席に乗り込んだ赤嶺がウグイス嬢を再開する。
「セイウチ三好ぃー、強い牙、くさい息、青い空、白い雲、どこから来たの、海から来たの、そんな勝手な男、セイウチ三好でございますぅー」
という赤嶺のテキトーなアナウンスとともにニジヘビ団選挙カーは走り去っていった。
公園にはプリンセス五月雨と半沢現市長とテレビクルーが残された。
半沢現市長は地面に倒れたままのプリンセス五月雨を口汚く罵った。
「ええい、ヒーローのくせに負けるとは!このバカ!おたんこなす!遺憾の意!私が再び市長になったら、お前のような役立たずなどクビにするよう管理局に要望を出してやる!」
プリンセス五月雨はよろよろと立ち上がり
「ご期待に沿えず失礼しました、半沢市長」
と半沢現市長に背を向けて歩き出した。その背中に半沢現市長は
「もう貴様の店の酒など飲んでやるもんか!忌々しき敗北者め!ばか!うんこ!ばか!うんこ!」
とさらに悪態をぶつけた。
「なんなの、あの男は…」
ユナは苦々しい顔で半沢現市長を睨みつけた。




