表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

113/403

14-8

「甘い、お見通し!」

プリンセス五月雨はセイウチ三好の攻撃が繰り出されるのとほぼ同時のタイミングで後ろにステップで避けると、目標を失って地面に倒れこんだセイウチ三好に攻撃する為に拳を振り上げた。しかし、そんなプリンセス五月雨を横から突撃してきた超高速ムーンウォークが吹き飛ばした。

「クッ!何も考えずにただ突っ込んできた!」

プリンセス五月雨が膝をつきながら怒りの声を上げる。

紫垣はランナーズハイになり、無我の精神でただ移動を続けている。彼は無意識のままUターンして再びプリンセス五月雨に突撃すると、まだ立ち上がっていなかった彼女を踏みつぶしながら通り過ぎた。

「この私を足蹴に!」

プリンセス五月雨は激怒した。彼女は飛び起きると全力スプリントで紫垣を追いかけ、彼のUターンの瞬間に合わせて

「散りなさい!」

とローリングソバットを紫垣の頭部めがけて繰り出した。

プリンセス五月雨の蹴りが紫垣に当たる直前、赤嶺が両手でその攻撃を受け止めた。

紫垣はUターンしそこねて公園の植木に突っ込み、樹木にぶつかって止まった。

「あら、失敗。いい男に夢中になっててあなたに気づかなかったわ」

プリンセス五月雨が赤嶺に余裕の笑顔を見せる。

「こんな蹴り、普通の人間が喰らったらあぶないんですけど!」

赤嶺がプリンセス五月雨を睨みつける。

プリンセス五月雨は足を下ろしてファイティングポーズを構え直した。

「普通の人間じゃないでしょ、その子。どちらにしても大怪我で勘弁してあげるから安心しなさい」

「大怪我で安心!?冗談きつい!」

「あら?私冗談なんか言ってないわよ?」

プリンセス五月雨は笑顔を保ったまま予備動作をほとんど感じさせない早さで前蹴りを放った。間一髪、両腕クロスで防御した赤嶺だったが、その威力によって数メートル後ろに吹き飛ばされた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ