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13-4

緑川と同じテーブルに着いている黄瀬は何気なく緑川とアウロラのやり取りを眺めながら

「なんか、仲いいなぁ」

とつぶやいた。その隣では青島がすでに飲みすぎで酔いつぶれてテーブルに突っ伏している。

彼らのテーブルに赤嶺が来て

「これ。カフェオレにブランデー混ぜてみました」

と緑川と黄瀬の前にコーヒーカップを置いた。そして青島の前には水と胃薬を用意してあげた。

「あ、美味しい」

黄瀬が言った。

「でしょ。ちょっと大人な味」

赤嶺はうれしそうにドヤ顔を作って見せた。

「私もそれ、もらおっかなぁ」

とアウロラが言ったとき、運営会議を終えた怪人たちがぞろぞろと食堂に入ってきた。

「おっと、商売繁盛!」

アウロラが慌てて立ち上がり赤嶺と一緒に怪人たちの接客を始めた。二人が手際よく怪人たちに酒やおつまみを手配している間に、怪人たちに遅れて、紫垣が緑川たちのテーブルにやってきた。

「紫垣くん、おつかれさま」

緑川が言う。

「おつかれさま。青島さん、もうそんな状態なの?」

紫垣の目線の先で青島はゴウゴウといびきを立て始めている。

やがて怪人たちの対応がひと段落した赤嶺がテーブルにやって来て

「紫垣主任。これ、ブランデーコーヒーです」

とコーヒーを置いた。カップの上にスプーンが乗せられているのだが、そのスプーンは先端がフックになっていてコップのふちにひっかかる特殊な形状をしている。そしてスプーンの上に角砂糖が一つ、乗せられていた。赤嶺はポケットからブランデーの小瓶を取り出すと、角砂糖に垂らしてしみこませ、マッチで火をつけた。青い炎が揺れる。火が消えたのを見計らって赤嶺は溶けた砂糖をコーヒーに落とした。


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