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ちょうしのみわけかた

お読みいただきありがとうございます

後書き連載継続中


ワードからポイってして貼り付けてるんですが抜けがあったので追加しました

クリスマスが無いと盛り上がりに欠けるね年末は

この世界のサンタって鬼だからね、プレゼント配る鬼って何なんだろうね?

だから代わりにお姉ちゃんがプレゼントを配るのだ!

配るのだ…配るはずだったんだよ?手作りのプレゼントをさ

僕は盛大なやらかしをして補習中

まさか期末テストで全教科解答欄ズレて提出するとは思わないじゃん?

先生たちもどうしたもんかって悩んでたけど、0点は0点だから補習ってことになった

何でそんな事になったかって言うと、この肉体を得てからずーーーっと勉強してきたから学校のテストっていつも満点なんだ

油断と慢心と翡翠達へのプレゼントの事で頭一杯で、1問目の解答欄に名前書いてたんだよね…

これにはお母さん大爆笑、見直しをちゃんとしないからって笑い転げながら注意された

だから補習を受けながら、机の下で編みぐるみを作ってるんだ

もっとちゃんとした物作りたかったなぁ

この世界だと、なんで24日にプレゼント配るか理解はされてないけどね


「お、先生一緒にかえろ~」


ハーちゃん先輩ナチュラルに補習にいるよね


「そうだね、安全とは言っても都市伝説とこの前遭遇したし一緒に帰ろうか」

「えーそれって先生と帰る方が危ないってことなんじゃない?」

「え、酷い。僕は傷ついた、もう勉強教えてあげないアドバイスしてあげない」

「冗談だってば、もぅ怒んないでよ先生ってば」

「実際問題、遭遇率が凄いから心に来るんだよね」


ハーちゃん先輩が彼氏さんと初詣デートするって話してるのを聞きながら、帰り道を進む

青春してるね、結婚はどうするのって聞いたら無事に帰ってこれたらするってさ

彼氏から婚約者にランクアップしてないそれ?


「そういえば先生って、好きな人とかいないの?いっつも相談受けてるけどさ」

「ん~いないね」

「カッコいい男子見てドキドキしたりしないの?」

「それがさぁ、僕の中のカッコいいって基準がお父さんなんだけどね」

「へーシスコンでファザコンだったんだ」

「そうだよーあとマザコンだね、でねお父さんかなりカッコいいんだよね」

「素直に認める先生って凄いと思う…写真とかないの見せてよ」(どうせそんなにカッコよくないんでしょ)

「良いよ、えーっとこれね」

「どれどれ~え!?何この美男美女しか居ない写真!?若くないお兄さんとお姉さんで通用するよこれ」(やっばいカッコいい人と綺麗な人の写真なんだけど)

「でしょ、凄いでしょうちの家族。だからさぁ学校でカッコいいって言われてる人達見ても、ほーんそんな感じねって終わるんだよね」

「すっごいねぜいたくな悩みだね、まぁでもこんな顔面偏差値高い中で暮らしてたらそうなるかもね。でもでも美人は飽きるっていうじゃんイケメンも飽きるんじゃない?」

「それ嘘だよ、飽きなんて来ない。お母さんが不意に見せる表情とか、16年いっしょに暮しててもドキッとするもん。お父さんの真面目な顔とかも同じだね」

「ふぇ~そうなんだね~」

「妹も日に日に可愛いから綺麗に成長していってるし、飽きてる暇なんてないよ」

「ぶっちゃけ先生の言ってること話半分で信じてなかったけど、コレは凄いね」

「翡翠の写真も見る?やばいよ一瞬で堕ちるから」

「怖いけど見てみたいかも」

「これとこれが僕のお気に入りだよ」

「はぅ、何この可愛さ。頭おかしくなりゅ」(わぁすっごい可愛いね)

「でしょー家に帰ると、おねーちゃーんって駆け寄ってお出迎えしてくれるんだよ。鼻血を出さない僕は褒められていいと思う」

「いいなぁ~先生の家今から遊びに行っていい?」

「はぁ?ダメだけど」

「なんでよーいいじゃん」

「よこしまな気持ちの人はお断りしています、どうぞご自宅にお帰りください」

「過保護だね~ま、遊びにはそのうち行くからね」

「ほーい」


丁度別れる場所に来たので、またねーっとそれぞれ帰っていく

補習にハーちゃん先輩居てよかった、一人だったらポカした自分を毎日責めながらの帰宅だったね

家に帰ると翡翠がむすーっとしてる、何かあったのかな?


「ただいま、翡翠」

「お姉ちゃんお帰りなさい」

「何かあったの?眉間に皺が寄っちゃってるよ、ほらぐりぐりー」

「もぅくすぐったいよー、田中さんがね、赤ちゃん生まれそうだから病院行っちゃったのそれで心配だったの」


なんてことだ、僕としたことが、この僕としたことが!

翡翠が心配してるのを、怒ってると思い違えるなんて!!!

さささっとリビングに行き体温計を探す

通りかかった香奈さんに、何をしてるか聞かれたので素直に話すと慌てながら一緒に探してくれた

異常事態だもんね、しょうがないね

お前の頭が異常だって言わないでね、知ってるから

熱を測ってみると、37.6℃だったよ

やっぱり熱があったんだね、大人しくベットに横になる

翡翠が心配してくれるけど、翡翠のおかげで早めに分かったから大丈夫だって言っておく

当然のように僕の部屋にいる奈央に、鞄から編みぐるみを出してもらって翡翠に渡してもらう

翡翠はわーいって喜んでくれた、編みぐるみを鑑賞しながら僕の部屋にいるみたい

僕の熱はそこまで上がらなくって、晩御飯もしっかり食べれたのでお薬飲んで寝れば大丈夫そう

田中さんの所に行きたいけど、これは無理しないほうが良いね

ぐっすり眠って、翌朝

僕の体調は復活、そして田中さんも帰ってきていた5匹の子犬と一緒に

かわぇぇ、かわぇぇのう

子犬と戯れる翡翠は格別じゃのう

子犬は4匹引き取られることになったんだ、一番力を引き継いだ子は皇のお家に育ててもらう

育てるノウハウないと危ないからね、

他の子犬も里兎、鈴、恋のお家に貰われていく

皇の家に行く子犬以外は、賢いし強いけど犬の範囲に収まるらしい

しっかり育てれば番犬として優秀だけど、鬼と戦うのはまず無理なんだって


「お姉ちゃんお姉ちゃん、こんなにすぐばらばらに暮らすの?ヒーだったら寂しいよ」

「確かに寂しいね、でも翡翠と仲良しな人の所で暮らすんだからいつでも会えるよ」

「そうかなぁそうなのかなぁ」

「田中さんは納得してるよ、自分の子供が幸せになれなそうなら反対するもん」

「本当?田中さんはこれでいいの?」

わん、わぉーん

「そっか寂しいけどしょうがないんだね」


う~ん普通に犬語を理解してる翡翠って凄いね、そして優しいよね、最高だね

さて、ここからが問題だよ

名づけだよ、名づけ

僕とお父さんはびくびくしてる

命名権は翡翠が握っている、どんな名前になるのかな


「この子は女の子だから、ん~っとえーっとまりちゃんにするの」

「まりって名前でいいかな?ちゃんまではいるのかな?」

「まりがお名前だよ、なんでちゃんまでお名前になるの???」

「ん~気にしないでいいよ大丈夫だからね」


僕とお父さんはハイタッチを決める!

今後もしっかりと見守っていかないとね


「左京太夫のほうがよくないかしら?そういう気配を感じるわよ」

「あ、お母さんは黙っててね。この子はまりで決まったからね、シャラップ」

「ひ、酷いわ瑠璃…これが反抗期ってものなのかしら‥」


まりを撫でながら、まったりと過ごす

お母さんがショックを受けてるみたいだけど、お父さんに任せて放置だ

う~む田中さんの髪質を引き継いでふわっふわだね

負けるなメリーさん、挫けるな口裂け女

メーちゃん大丈夫、つかれてない?

平気よこれくらい、でもお腹は減ったわね

だ、ダメだよ。ばれたらどうなるかわかんないからね

クーちゃんわかってるから大丈夫よ、次で到着だと思うからちゃんと手を握っててね

うん、わかった


ほぅおぬしらが瑠璃にちょっかいをかけた鬼なのじゃ?


移動した先で待ち受けてるなんて思ってなかった、どうしようまずは挨拶をしないと


頭が高いのじゃ、何様のつもりなのじゃこの木っ端どもわ


つ、潰れる、プレッシャーが本当に圧力になって私達を押しつぶしてくる


それで、どっちがわらわのことを雑魚鬼よばわりしたのじゃ はようこたえるのじゃ!!


一段と圧力が高まる、このまま消される未来しか見えない

でも、それでも


わ、わたしです

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― 新着の感想 ―
[一言] 里兎の家って普通の家じゃなかったですっけ?
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