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ばたんきゅー

お読みいただきありがとうございます

季節の変わり目で寝込むタイプ

さて僕は今まで一切、体育祭には触れてこなかったよね。

理由があるんだよ、僕ね参加できないの。

ある一定以上魔力操作出来る子は、参加できない決まりなんだ。

身体強化とかしちゃったら、誰も勝てなくなっちゃうからね。

だから見てるだけ、翡翠達も一緒で見てるだけ。

羨ましいって気持ちはあるけどね、でも家でゴロゴロしてても良いし応援してても良いってくらい自由なんだ。

だから秋に語ることは少ないんだよね、来年は修学旅行があるから楽しみだけどさ。

中学校の時は、参加できなかったんだ。

普通に熱出して寝込んでた、悔しかったなぁあの時は。

信州でそば打ちしたかったのにさ。

僕ってば結構行事の欠席率高いんだ、そういうタイミングで熱とか風邪とかになるの。

魔法ですぐに治るんじゃないかって?それが無理なんだよ、普通にお薬飲んで寝て治るのを待つしかないんだ。

回復魔法や治癒魔法って細胞を活性化させたりその部分を付けたりするんだけどさ、病原菌も元気になっちゃうから魔法で治すのは賭けになっちゃうんだって。

病気の話も今までしてこなかったのになんでいきなりするんだって?

女子高生になって初めて文化祭に参加できるって思ってたら、風邪ひいたからだよ!

僕としては意地でも参加しようとしたんだけど、熱が39℃まであがっちゃってさベッドに拘束されたよ。

しかも今回は、ハーちゃん先輩が写メをバシバシ送って来るの。

イジメか何かかな?

まぁ一番嫌なことは、翡翠達と触れ合えない事。

うつったらだめだからね、しかたないよね。

でも禁断症状が出るんだよ、体内妹分が不足してるんだ。


「あら、起きてたの。寝てなきゃダメじゃない」

「だってぇ暇なんだもん」


様子を見に来たお母さんに何か暇潰せることないか聞いてみるけど、寝なさいとしか言ってくれない。

お母さんの手がおでこにそっと添えられたけど、ひんやりしてて気持ちよかった。

そのまま僕はスヤスヤと眠ったんだ、起きたら奈央が横についててくれた。


「おはよぅ、のどがかわいたよぉ」

「はいはい、何か持ってきてあげるから待ってなさい。ご飯は食べれそう?」

「うん、ステーキとか角煮が食べたい」

「そんなの食べたらもどすに決まってるじゃない、軽い物も持ってくるわ」

「カロリー高いのたべたぁい」

「改良する前のレーションでいい?それなら準備してあげるわよ」

「おとなしくしてるぅ」


少し待ってたら、スポーツドリンクとおうどんを持ってきてくれた。

気怠い体をおこして、チビチビ食べる。

お薬飲んでまたぐっすり眠る、この辺は前世とそんなに変りないかな。

周りに人がいてくれるって、大きな違い以外は。


「瑠璃朝よ、熱を測りましょうね」

「おはよぅ゛お母さん」

「だいぶ下がってるわね」

「じゃあ今日は文化祭行ってもいい?」

「ダメよ、まだまだ熱があるもの」

「そんなー、楽しみにしてたのに」

「瑠璃の悪いところよ、イベントの前日にはしゃぎすぎて熱を出すんだもの。中学の修学旅行も、楽しみにしすぎて変な格好で寝たから行けなかったでしょう」


ぐぬぬ、返す言葉もありません。

今回は、下着姿で床に転がって寝ちゃったせいです…


「翡翠の選んだパジャマ着てゆっくりしてなさい、治りかけに無茶してまた酷くならないようにね」


完全敗北した僕は、ベッドでうだうだしていると


「お姉ちゃん、元気になった?お熱下がった?」

「ひすいぃ僕はまだ治りきって無いけど、暇だよぉ」

「お姉ちゃんが変な格好で寝ちゃうのが悪いの、今度からお姉ちゃんが楽しみにしてることがあるときは一緒に寝てあげる」


ひゃっほー最高だね、次のイベントごとは何があったかなぁ

翡翠は僕にニッコリ笑ってくれた後、ご飯を食べにリビングへ行っちゃった。

お粥を食べてまた、でれぇーっとベッドで横になる。

その時閃いたんだ、あの特別すぎる食材使ったご飯食べればいいんじゃって!

お母さんに相談してみたんだけど、今ある食材はダメなんだって。

薬膳用の食材じゃないと、なにがどうなるかわからないってさ。

近衛の叔父さんに今度聞いておこう。

お母さんに汗を拭いてもらいながら、暇暇言ってたらうるさいって怒られた。

世の中理不尽だよ、苦しんでる僕が怒られるなんてさ。

唯一許してくれたのは、お母さんのお腹を触ること。


「う~僕みたいにはしゃぎすぎない子になるんだよぉみんなが楽しい時に唸ることになるからねぇ」

「語りかけでそんなこと言うのは瑠璃だけね、でも確かに瑠璃みたいな子が二人もいたら大変だわ」

「え~僕ってばすっごい良い子だよ、16歳の女子高生としては奇跡的だと思うよ」

「そうね、無茶な事だったり突飛な行動がもっと少なければ言うことないのだけれどね。急に魔法の発明をしたり会社作って大きくする子は、世の中に一人だけで良いわね」

「僕も想定外なんだよ、会社の方はどうにかして辞めたいよ」

「今更野放しにしちゃダメでしょ、ちゃんと責任もって社員を教育しなさい」


教育出来たら苦労は無いんだよぉ、ふて寝してやる。

そこから2日ほど食っちゃ寝の生活を続けて、なんとか治ったよ。

明日からはフルパワーだとおもって寝たんだけど、起きたら体が全く動かないの。

起こしに来た奈央に


「どうしよう、体が動かなくなっちゃった。僕また病気になっちゃったのかな?」


そう言ったら、掛け布団をガバーっとはがされた。

そしたらね、妹達が僕にくっついて寝てるの。

右手に翡翠がくっついて肩に頭乗せてて、同じように左手は里兎が。

右足には鈴がくっついてお腹に頭乗せてて、左足には恋がいた。

僕は転生して妹の抱き枕に生まれ変わったらしい。


「お姉ちゃんおはよう」

「うん、おはよう。いつの間にくっつき虫さんになったの?」

「夜にね、皆で寝てたんだけど寂しくなっちゃって。お母さんに聞いて良いよって言われたから一緒に寝てたの」

「そっかぁじゃあこのままゆっくり眠ろうか」

「何言ってるの起きなさい、学校行くわよ」


この手に入れた至福の環境を手放せっていうの!?

酷い、熱でうなされてた時より今起きろって言われるのが何倍も酷い!!

抵抗しようとしたけど、妹達はポイポイって引きはがされて僕はお風呂にポイされた。

僕のハーレムがぁ

病気

魔法と科学の融合で薬の効果は上がっている

半分は優しさではなく、半分は魔法で出来てる

優しさがなくなった分効く

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