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うーーまーーーいーーーぞーーーー

お読みいただきありがとうございます

ルネッサンスで情熱なアニメが食べ物系アニメで一番好きです

一番狂ってるので

自宅での訓練終わりに義手を付け替えたら、気絶しなかったけど吐いちゃった。

てへぺろりんペロペロ

何舐めてるかって?飴だよ、翡翠は舐めない流石にね。

泣いてたら涙をペロペロしたくなる時はあるけど、僕は変態じゃない淑女さ!

義手を何回か付け替えると来るんだよね。

僕としては消化しきってると思ったんだけどさ、右腕喰い千切られるって結構な体験だからね。

僕は別に困って無いんだけど、周りが心配しちゃうんだよね。


「お姉ちゃん大丈夫?もう平気?」

「大丈夫だよ、元気いっぱいだよ」


まぁ心配してしがみ付いてきてくれるから、僕は幸せハッピーなんだけどね。

世の中の姉妹ってどこもこんな感じなのかな?

よそはよそ、うちはうちで良いかな、だって翡翠可愛いし。

ソファーでぐだぁっとしながら翡翠とイチャイチャしながら回復してると、良い匂いがしてくる。

今日のご飯は何かな~楽しみだな~


「なんで僕の晩御飯お粥なの!!やだやだ、普通の食べたい、豚の生姜焼き食べたい」

「成人女性が駄々っ子になるんじゃありません。さっきもどしてるんだから胃に優しいものにしなさい」

「もう大丈夫だから、可愛い娘がこんなにお願いしてるのにダメなの??」

「ダメよ」


しょぼーんってなる僕だけど、誰もおかずを分けてくれない。

翡翠を見ても、プイって別の方見られちゃう。

眼さえ合わせられれば何とかなるのに、ぐぬぬ。

お母さんにいつの間にか言い含められてるみたい。


「普通のご飯が食べたいなら、鍛錬しないで大人しくしてなさい。兵役の免除を受けれるんだから」

「免除してもらうつもりはないもん、戦場でどれだけ動けるか僕自身が知りたいから」

「はぁ強情な子ね」


ため息つかれちゃった

義手の発展と魔術の発展に貢献した、若き天才なんだって僕。

色々やってるからね、それを評価してくれるのは嬉しいんだけどさぁ

国で囲うために兵役免除って言われてもねぇ?

諦めてお粥に口をつける


「なにこれ?これお粥?え?うそ?」

「何言ってるの、どこからどう見てもお粥じゃない」

「違うよこれお粥じゃないよ、いつもの何倍も美味しいよ!?」

「そう言って何とかしておかずを手に入れたいんでしょうけどダメよ」

「おかずいらない、僕このお粥だったら毎日食べたい!」


お母さんは首をひねって何言ってるのこの子?って目で見てくる。

本当なんだよ、なんか凄いんだよ!

翡翠が興味を持ったのか、食べたそうにしてるのでふーふーして適温にして食べさせてあげる。

翡翠もピコン!って感じで目をキラキラさせてる。


「お姉ちゃんこのお粥さん美味しいね、病気になった時に食べるお粥さんよりすっごく美味しい」

「翡翠まで言うだなんて、何時もと同じように作ったんだけど?」


わちゃわちゃしてると、お父さんが何かに気が付いたのか台所に向かう。


「ぬわぁぁぁぁぁああああぁあぁ、アレ使ったのか…」


台所から聞こえるお父さんの悲鳴。

何だろうね?


「お父さん秘蔵の、大事に大事にしていた、ずーっと楽しみにしていた、ゴマ使ったんだな」

「ゴマ?ゴマだけでこんなに味って変わるの?」

「中国から輸入した、特別なゴマでなぁ霊脈の真上で栽培していて、一粒5万するんだ。お父さんのお小遣いつぎ込んだんだ…」

「一粒5万!?お、お父さん一口食べる?」

「貰えるか…」


お父さんに食べさせてあげると、あぁやっぱり旨いなぁなんて悲しみと嬉しさをごちゃまぜにした目で呟いてた。

お母さんにも一口食べてもらったら余りの美味しさに驚いてた。

普段あんまりお金を使わないお父さんの贅沢だったから、皆でちょっと慌てたんだけど


「ご飯が冷める前に食べよう、折角美味しく作ってもらったんだから。美彩の生姜焼きも絶品だな、お世辞じゃないぞ本当に美味いんだ」


お父さんが食事に戻ったので僕達も食べ始めるんだけど、コレは後でお父さん抜きの家族会議が必要だね。

だって少ししょんぼりしてるもんお父さん。


食事の後、お父さんは入浴中。

すかさずここで会議を行う、ネットで調べたところお父さんが取り寄せたゴマは半年待ちだった…

お父さん大好きなお母さんは泣き出しちゃうし、ゴマによる家庭崩壊の危機とか嫌だよ!

困った時は周りの人に頼むのが一番!

こんな時に頼れるのは、ちゃんと偉い人だよね。


「国森さん、なんかすっごい高いゴマとか持ってない?」

「えー突然電話してきたとおもったらそれなの?一応あるわよ」

「あるの!?」

「一粒30万のと50万のが少しづつあるわよ?」

「ちょっと分けてくれたりしない?ていうか高くない!?僕が欲しかった奴より高いよ!」

「コレを使うと料理が劇的に美味しくなるのよ、瑠璃ちゃんに何とかしてもらう前はカップ麺にぶち込んで啜ってたわね。まぁ3分待てなくてそのまま嚙ったりお湯沸かす暇も無かったりだったけどね~ちょっとだけならいいわよ」

「国森さん、あなたが神だったか…」

「ついでに近衛様にお願いしたら色々もらえると思うわよ、あの人は美食家で有名よ」

「ありがとう国森さんこのことは忘れないよ!」


まさかちゃんと頼れるとは思ってなかった。

30万のはより霊脈の側で育ったもので1年待ち、50万のは厳選に厳選を重ねたもので5年待ち…

国森さんお金を使う暇がなさ過ぎて、こんなものに手を出してたんだね。

近衛の叔父さんにも連絡したら、恋がお世話になってるお礼だって明日の朝一で色々届けてくれるみたい。

お風呂から上がったお父さんは、だいぶリフレッシュしたみたいだけどまだ落ち込んでるね。


「お父さん、明日のお昼ご飯は楽しみにしてて!」

「もう立ち直ったから大丈夫だぞ、瑠璃があれだけ喜んでくれたんだからそれで満足だ。美彩の料理がもっと美味しくなればと思って買ってみただけだしな、食材を選ぶだけで変わるんだな」


翌朝にでっかいトラックが家に横付けしたと思ったら、運転手は近衛の叔父さんだった。

良いのを仕入れて持ってきたって言うんだけど、まさか関白自ら買い付けに行ってないよね!?

色々な食べ物があったんだけどさ、どれもなんか凄い力を感じるんだ。

何処から取ってきたの?って聞いたら御所からだよって教えてくれた。

聞かなかったことにする、どこから来たか忘れることにする。

献上米から貰って来たとかいろいろ言ってたけど、僕知らないもん。

知り合いの叔父さんに美味しい食材知ってますか?って聞いただけだもん。

食材おろしてそのまま帰って行ったけど、値段付けるとしたら大変な額になるんじゃないかって恐ろしくなるね。

とりあえず気合を入れて調理開始だ!


「お~どうした、今日のお昼はなんか光ってないか?」

「僕もびっくりしてるし、一番びっくりしてるのは調理したお母さんと香奈さんだと思うよ」

「確かにな、調理してたら光出すとかホラーだろうな」

「でもね本当に怖かったのは、味見した二人が急に笑い出したところだよ。お父さんその時居たら救急車呼んでたと思うよ」

「大丈夫なのかこれ?食べていいのか?」

「きっとたぶん良いんじゃないかな」


お昼のメニュー

ご飯 お味噌汁 ゴマ豆腐 鯵の干物 白菜と大根の浅漬け


ここからはダイジェストでお楽しみください


「な、なんだこのみそ汁の芳醇な香りは!!!具のシジミの上手さがあふれ出てくるじゃないか、それでいて少しも泥臭くない!こんなうまいみそ汁は初めてだぁぁぁぁぁぁぁぁ」

「このご飯のふっくらとして、それでいて艶やかな様子はどうだ。米が一粒一粒しっかりと立っている、そして口に入れた瞬間にふわっと広がる豊かな味わい。これが、これがただの米だというのか!!!」

「僕こんなにご飯とお味噌汁だけで幸せになったことないよぉ」

「浅漬けのしゃっきりとした歯ごたえと、まるでフルーツのような甘さが残る野菜たち。これだけで、これだけで戦争はなくなるんじゃないか!!」

「ゴマ豆腐の芳醇な香りで意識を失いかけたぞ!なんだこれはゴマとはここまで豊かで鮮烈な香りだったのか!!」

「ふ、ここまでは翻弄されてきたが次は鯵の開き。予想を大きく超えることはあるまい・・・ありえない、なぜパリッとした食感とふわっとした食感を併せ持つことが出来るんだ!?それにこの脂の乗りぐわい、脂の上手さは俺の予想何て遥かに超えている!!!!」

「僕もうどうなってもいい、もう一回このご飯食べれるなら何でもする」

「うーーーーーーーーーーまーーーーーーーーーーいーーーーーーーーーーぞーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」


お父さんは余りの美味しさに洋服がはじけ飛んでしまった、食材から貰った有り余る力を一気に放出したみたいだ。

瀬場須一家は気絶している、余りの美味しさに…

意識を取り戻し食事をする、そしてまた意識を失うのループに嵌ってる。


お昼ごはんで盛大にトリップしてしまった僕たちが食事を終えたんだけど、時間は15分くらいしかたっていなかった。

体感6時間くらいだったのにね…

大満足な僕たちは後片付けをした後で、リビングでくつろいでいた。

翡翠を膝の上にのせてまったりしていたんだけど、僕は気が付いてしまった。

いつもスベスベだけどモッチリとしていてそれでいてふんわりしている翡翠の肌が、トゥルントゥルでキラッキラしていることに。

奈央の肌にも触れてみたんだけどトゥルントゥルンだった、効果ありすぎでしょ食材って凄いね。


「お姉ちゃんヒーね、あのご飯もう食べないほうが良いって思うの」

「翡翠は何でそう思うの?」

「あのご飯食べ続けてたらダメになる気がするよ」

「その感覚は僕もわかる、一緒に言いに行こうか」


10歳は若返って見えるお母さんに翡翠と一緒に伝えたんだけど、お母さんも同じ感覚を持ってたみたい。

それにね、お昼ご飯を金額にしたらいくらか教えてもらったんだけど15億だって。

稼ぎが良い両親だけど、流石に破産待ったなしだね…

特別なお祝いの時だけにしようってみんなで決めたんだ、だって近衛の叔父さんに聞いたらその辺に放置してても3年は腐らないって言われたから。

魔力を大量に含んだ食材って凄いんだね、凄すぎて怖いね。

晩御飯の時に塩をほんの少し使って、お米を10粒くらい混ぜて作ったチャーハンですら劇的に美味しかったんだもん。

こんな食生活してたらまともに生きていけなくなる自身があるよ、人をダメにする食材ってあるんだね。

一番意味不明だった話は、大阪城を着たシーンです。

まぁどれもこれもお薬キメてるのかな?って感じですが。

姉妹がアニオリだって知ったときは、本当に驚きました。

丸井さんが一番好きです

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