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ちくっとしてうえーんおきがえでげんなり

お読みいただきありがとうございます

増量中って言われると、ついつい興味を持ってしまいます。

おむすびとかの具が増量って言われて見てみたら、単純にデカくなってた時はこれはちょっといらないですってなりました。

「お姉ちゃんお出かけするの?」

「そうだよ~1時間くらいかな?出かけてくるよ~」

「ヒーも行っていい?」

「僕が翡翠のお願いを断るわけないでしょ、でも翡翠は良いの?」

「お姉ちゃんといっしょだったらどこでもいいよ」


香奈さんが運転する車に乗り込み、お母さんと奈央と一緒にお出かけだよ。

何処に行くのかな~って翡翠はルンルンなんだけど、教えてあげようとするとお母さんにしーってされた。

黙ってるつもりなんだね、翡翠泣いちゃわないかな?

ルンルンな翡翠だけど、だんだん何かに気が付いてきたようで


「お姉ちゃんこっち行かないほうが良いってヒー思うよ」

「そうなんだね、香奈さん別の方向に行こう」

「お嬢様申し訳ございません、奥様からのご用命ですのでご希望に沿うことは出来ません」

「ヒーとお姉ちゃんだけおろして、二人で別の所いく!」

「あらあら駄目よ翡翠、それにもうついちゃったもの」


必死に逃げようとしてたけど、ついちゃったか。

到着した場所は病院、予防接種受けに来たんだ。

翡翠は注射が嫌いなんだよね、毎年この時期に受けてるんだけど察知して何とか逃げようとするんだ。

絶望した翡翠をお母さんが抱え上げ、すたすた進んでいく。

はっと気が付いた翡翠はジタバタと暴れるけど、完全に拘束されてるね。

僕は注射平気だからなぁ翡翠の分も受けたいけど、こればっかりはどうしようもない。

予約してたからサクサクっと順番が来て、チクっと刺されてはいお終い。

翡翠は飛び込みなので、ちょっと待ったけど順番が来たね。


「やだぁおうちかえるぅやだやだやだやだ」


泣きながらいやいやしてるけど、お母さんは気にせず動けないようにしていく。

お医者さんが一瞬の隙を見逃さず、チクっとさしてお終い。

すっかり不貞腐れた翡翠のご機嫌を取ろうとしたけど、ぜ~んぜん駄目。

途方に暮れていると奈央が


「ねえ翡翠、瑠璃のお洋服買いに行きましょ。1着は翡翠が選んでいいわよ」

「ほんと?ヒーが選んでいいの?」

「本当よ、奥様も許してくださるわよ」


奈央とお母さんをちらちら見る翡翠、小動物可愛いぃ

お母さんも、それで済むなら必要経費ねって感じだ。

ただ待ってほしい、僕は了承してないよ?

大体十分に洋服持ってるもん、去年かったのでいいじゃん。

そんな僕の主張はあっさり無視される、いつの間にか僕の味方はいなかったんだね。


「だいたい僕はずーっと言ってるでしょ、ジャージとかスウェットとかでいいって」

「そんな可愛くもなんともない服は却下ね」「きゃっかー」


お母さんも翡翠も随分仲良しだね、ついさっきまで泣いてたのがウソみたいだね。

翡翠がご機嫌になってくれたのは嬉しいんだけど、まだ袖を通してない服があ結構あるんだよね。


「あのね瑠璃がお洋服を買ったのは去年よね」

「そうだよ、まだ一年しかたってないんだよ」

「その時は貴女の腕は両方なかったわよね」

「まだ義手をつけてなかったから片腕だったよ」

「その時の貴女に似合うお洋服を選んだわけであって、今の瑠璃に似合うお洋服はまだ買っていないの」

「えぇーなにそれおかしいよ、身長も伸びてないし大丈夫だよ」

「何言ってるの!大丈夫なわけないでしょ!!」


ひゃぁお母さんが怖いよぉ

僕だって女の子16年目、前世では何が面白いかまったくわからなかったウインドーショッピングに面白さを見出せるようにはなったんだ。

でもね、着せ替え人形に1~2時間され続けるのはまーーーーーたく面白くないの。

そんなことを毎回されたら服買うのが嫌いになるんだって、お父さんが一緒の時は途中で止めたりしてくれるけど今日はいないしいつまで続くかわかんないよぉ。

僕も翡翠を着せ替え人形にすることは当然あるよ、でもね翡翠の表情や雰囲気をみて嫌そうだと思ったらすぐやめる。

お母さんも翡翠も止めてくれないんだ…

反抗もむなしく、着せ替え人形にされ帰宅する。


「ど、どうした瑠璃。そんなにやつれて、何があったんだ?」

「着せ替え人形にされたぁもうやだ洋服何て二度と買わない」

「大変だったな、そればっかりはお父さんあんまり力になれないな。家の中ならジャージでもいいと思うんだがな」

「そうでしょ、そうだよね!僕の理解者はお父さんだけだよ!!」

「あら、瑠璃は綺麗なんだから勿体ないわよ」

「やりすぎはダメだろ、瑠璃だって普通に洋服を選んだりする分には何も言わないんだ。美彩がかまいすぎると、そのうち本当にジャージとかしか着なくなるぞ」

「そんなにかまってるつもりはないのよ?瑠璃が何でも似合うから迷っちゃうんだもの」

「成人した娘を着せ替え人形にするんじゃない、楽な格好で居たい日だってあるだろう。美彩が日々努力してくれていることは知っているが、押し付けることではないと思うぞ」


お、お父さんがお母さんを言葉で圧倒している!

何時も丸め込まれてるのに珍しいね。

僕だって、お母さんが日々綺麗でいられるように色々なことをしてるのは知ってる。

教えてもらってやってることもあるしね、でも綺麗になっても見せる相手もいないしなぁ

ポロっとそんなことを言ったら


「はっはっは、そんな相手がいたら突き殺してやるさ。可愛いい可愛い娘を奪い取ろうとするだなんて、生きてる必要ないだろう」


お父さん目が本気だね、恐ろしいね。

僕が結婚するためには、少なくともお父さんより強い人じゃないとダメらしい。


「そんな怪訝な目で見るな、瑠璃だって翡翠にそんな羽虫が付きまとったら叩き潰すだろう?」

「当たり前のこと言わないでよね、ギッタギタのメッタメタにしてぼろ雑巾が綺麗に見える位にボコボコにするにきまってるでしょ」

「だろ、俺と同じじゃないか」


二人してhahahaって笑いあう。

仲良し親子だね~


「ところで瑠璃そのかっこはなんだ?いや、可愛いんだがな」

「翡翠が選んでくれたの、モモンガだって」

「へーそうなのか、本来はいつ着る服なんだ?」

「パジャマだって、着ぐるみ?みたいな感じでもこもこしてるよ」

「そうか、着替えような」

「うん、着替える」


翡翠が選んでくれたもこもこデフォルメモモンガパジャマを脱ぐ、普通にしたに洋服着てたから少し熱かったんだよね。

ぬいじゃうのーって翡翠が言ってたけど、夜寝る時に着るって言ったら一緒に寝るーって言うんだ。

もう可愛いったら、翡翠が飽きるまで僕のパジャマはこれに決定だね。


瑠璃の寝間着

春:短パンタンクトップ

夏:短パンタンクトップ

秋:短パンタンクトップ

冬:ジャージ

今後

翡翠が飽きるまでモモンガパジャマ

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