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しんじとたまちゃん

お読みいただきありがとうございます

中々向こうにいけないと、こっちに勝手に来るやつ

書いてたらほんとにそうなった

「瑠璃よ、次はいつわらわのところに来てくれるのじゃ、待てども待てども来てくれぬのでわらわの方からでむいてやっだぞ」

「寝て起きたらたまちゃんいるとか、カロリーが高すぎるからパスで」

「酷い言いようではないか、寝ようとするでない。わらわは悲しいぞ」


よよよ、ってウソ泣き始めちゃったよ。

もうしょうがないなぁって起き上がると、たまちゃんの視線が鋭くなる。


「それはどうしたのじゃ、いつやったのじゃ、だれがやったのじゃ」


あ、やっばい。たまちゃんに連絡するの忘れてた。

名前を覚えた相手には、深すぎる愛情をもって接する玉藻の前。

普通に忘れてた。


「これは去年の夏に鬼にやられたんだよ、お爺ちゃんと協力して倒したんだよ。すごいでしょ」

「おぉそれは凄いのじゃ、実に凄いのじゃ。それでわらわに連絡しなかった、頼らなかった理由を言うのじゃ。すぐに連絡してくれれば瑠璃が傷つく前に助けられたのじゃ」

「僕がたまちゃんを嫌いにならないためにすぐに連絡しなかったのと、騒動が終わった後は僕もわたわたしてたから普通に忘れてたよ」

「わらわのことを忘れるとはいい度胸なのじゃ、そこが気に入ってはいるがさびしいのじゃ。わらわを嫌いになるというのはどう意味なのじゃ?」

「だって、緊急時にたまちゃん呼んだら全力で吹っ飛んできて、敵をボッコボコにするでしょ」

「あたりまえなのじゃ」

「たまちゃんの地元じゃないから、手加減しないで暴れるだろうしさ。この地域滅茶苦茶になるんじゃないかと思って、僕この辺好きなんだよね」

「そ、そんなに何も考えずに暴れたりはしないのじゃ?」

「ほらぁ疑問系じゃん、子孫がいない場所でたまちゃんが暴れたら絶対大変なことになるもん」

「そんなことは無いのじゃ…?」


勝った!

それからなんで家にいるか聞いてみたんだけど、陛下が退位されて上皇になられるので式典に参列するために来たんだって。


「瑠璃よ一緒に参ろうぞ、特等席で見せてやるのじゃ」

「めんどそうだからパスで」

「なぜじゃ、人の子ではめったにお目にかかれないのじゃ。」

「いきなり来て、そんなこと言われても僕にも予定があるの。堅苦しいのは嫌いだからいかないよ、じゃあお休み」


たまちゃんが何か言ってるけど無視無視、だってまだ4時だ寝るよね。

何時もの時間に目を覚ますと、たまちゃんも一緒に寝てた。

圧倒的敗北感を感じる抱擁だこれは、イラっと来たのでペチンと叩く


「あぁん、なにをするのじゃ」

「人のベットに潜り込んできて喘がないで…」


式典中は家に滞在するみたいで、一緒にご飯を食べた。

国森さんは、たまちゃんを二度見して部屋に逃げ帰ろうとしたので捕獲した。

一人だけ逃がすわけないじゃんか、というか国森さんは式典でないでいいのかな?


「うぇ、忘れてた。ここでの暮らしと仕事が楽園過ぎて、忘れてた…」

「しずくおねーちゃんだいじょうぶだよ」

「翡翠ちゃん!」

「いつものしずくおねーちゃんといっしょだもん、だいじょうぶだよ」


翡翠は慰めてるつもりなんだよ、子供の残酷なところが出ちゃってるね。そこもまた可愛いけどね。

慌てて準備を始めて、たまちゃんの小脇に抱えられて出かけて行った。

最後までいかないのじゃ?だめなのじゃ?って言ってたけど、なんでそんな国家規模の式典に行かなきゃいけないのさ。

神事だよ神事、家でテレビで見れば十分だよ。 

三種の神器

八咫鏡

写した悪しきものを消し去る

天叢雲剣

文字道理、天を裂き地を割る

八尺瓊勾玉

自身の体力魔力回復力を増大させる


全部装備したら1国を相手に無双できる

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