ちからはぱわー
お読みいただきありがとうございます
カードゲームをやるとネタデッキしか使えない体です
僕の予想では、僕の予想ではそれなりのはずだったんだ。
こんなに売れるなんて思ってなかったぁぁぁぁ
税金いくら払うんだろう、こんなことを考えながら学校に向かう。
ぼちぼち冬服の時期になる、奈央の透けブラともお別れかぁまた来年会おう!
アニメ化の話も進んでるし、会社に取材依頼がいっぱい来てるらしいし、なんで中学生でこんな悩みを抱えないといけないのか。
「全部瑠璃の自業自得でしょ」
親友がとっても冷たいです。
僕が社長ってことは伏せてるので、普通に学校通えてるけど危なかったよ。
全国大会も開催されるし、最初から業務提携しておいてよかった。
ノウハウなんて全くないからね、社員数3名しかいないし。
「でも、なんで会社をつくったりしたの?お金に執着してなかったのに」
「ちょっとどうしても作りたいものがあって、それの資金集めが主な目的だね。後はもっと遊びが増えればいいのにって思っただけだね、色んな人たちが乗り気になって想定外の結果はでてるけどさ」
「作りたいものって何?私は聞いてないんだけれど」
「秘密だよ、知ってるのは四神のお祖父ちゃんお祖母ちゃんだけかな」
「お二人がご存じなら、そこまで無茶なことではないんでしょうけれど。いつになったら教えてくれるのかしら」
「16歳の誕生日の後かな」
「成人してから教えてくれるって、やっぱり危ないことするんじゃないでしょうね」
「ふふ~ん内緒」
この世界では、成人は16歳から。
お酒も飲めるし、エッなのも解禁だよ。
個人の裁量が大幅に増えるので、奈央はそこを心配してるね。
そして軍役は19歳から2年間、そこで活躍が著しいと軍に正式に参加を要請される。
大学進学は21歳からがめどになるけど、だいたい高卒でみんな就職してる。
僕は今のところ軍役は免除される可能性が高い、怪我もあるけど変な魔法の使い方するから死なれたりすると勿体ないって思われてる。
ゲームスタート時に翡翠は20歳だったはずだからなぁ、そこまでに改善できるところはしておかないといけないしで、後方にいてもいいものなのか悩み中だよ。
「でも、作りたいもので良かったわ。有明の女王を仲間に引き込んで何始めるのかと思ったもの」
「あれ?無天さんて有名人なの?引きこもりのオタクで、ドジっこミュ障メカクレ爆乳お姉さんじゃないの?」
「瑠璃、それ普通に悪口だと思うんだけど。やめなさいそういうこと言うの」
「無天さん本人には好評だったよ?」
「累が友を呼んでいるわね。えーっとそうそう、無天さんは有名よ。魔力消費がものすごく悪いけれど、無を作り出すんだもの」
「無?どういうこと?」
「起点となる場所4か所に術式を打ち込んで、その四角の範囲内を全部消しとばすらしいわよ。酸素も、大気も、重力も何もかも消すんですって」
「こわくないそれ、良く自由に行動出来てるね」
「アニメとゲームを与えてくれれば反乱を起こさない、日本のオタク文化が他国に負けない限り出ていかない」
「なにそれ」
「無天さんと軍の契約ですって、この前本人に聞いたら教えてくれたわ。今度出かける約束もしてるし。」
「僕まだ、ふひ語しか喋ってくれてないのに。なんで奈央のが仲良しなのさずるいよ」
僕だってかなりのハイペースで打ち解けてるはずなのに、負けるってどういうこと?
そんな疑問を持ちながら、授業を受けて帰宅した。
妹達と遊んでいると
「おねーちゃんなんでヒーかてないの?カードつよいのばっかりいれたよ?」
「翡翠、バランスが大事だからね。攻撃力だけ高くてもダメだと僕は思うよ」
「だってつよいほうがつよいよ?」
悲報、妹が脳筋だった。でも首をコテンってする所は可愛い。
「りとちゃんはうごけないようにしてくるし、りんちゃんはカードすてさせてくるし、れんちゃんはわないっぱいだし。もっとなぐりあうべきなの」
悲報、他の妹達もあれだった。
「なおおねーちゃんとさゆおねーちゃんはたたかってくれないし、しずくおねーちゃんにはかてるきがしないよ?
悲報、僕の知り合い全員あれだった。
奈央と無天さんは可愛いカードを集めて楽しんでる、戦闘はせずに見て楽しんでる。
国森さんは、もうね酷いよ。戦略家・戦術家として全力出しちゃってる。
「翡翠も色々なデッキを使ってみるといいよ、拘るのもいいけど遊び方はいろいろあるからね。そのうえで、好きなやり方を見つけたらいいと思うな」
「うん、いろいろやってみる!」
ふんすって気合を入れる翡翠、可愛いが可愛くて可愛いのでなでなでする。
勝ったり負けたりしながらいろいろ考えているのを見守る、だって僕のデッキじゃ勝てないんだもん。
極振りばっかりで、僕のバランス型デッキだと勝てないんだぁ。
開発者なんだけどね、悔しくないし、ぜんっぜん悔しくないし。
僕だけ使えるチートカードでも作ってやろうかな、まぁこの前企画書に混ぜておいた奴は見つかって破棄されてたけど。
皆には柔軟な思考を身に着けてほしいからね、最初からこれが狙いだったのさ。
本当だよ、ほんとほんと、やだなぁ本当だって…
後日
「無天さん、パンフレットとポップコーン買ってきました」
「ご、ごめんね、お姉さんのわたたししがそssせんして動ければぃぃんだけど」
「気にしないでください、お金は貰ってますし。私一人だったら映画館に来ることは無かったですし」
「わたしも、ひひひとりだったらむりぃ」
1時間30分後
「うぅ良かった、良いお話だった」
「うぇぇぇぇん、みんなでがんばってたよぉ」
「「やっぱりプリ〇ュアは最高ね」」
帰宅後
「「なお」今日は無天さんと、どこに行ってたの?」
「ふふ、秘密よ」
「えー教えてよー」
「何時も何か隠し事してるのは瑠璃でしょ偶にはいいじゃない。」
無天白由
有明の嬢王、制限はあるがすっごい魔法が使えるオタク
奈央の説明は不十分で、無を作り出した後の揺り戻しが実は本命。
無に周辺の物が強制的に引き込まれるので、運よく最初避けれても引き込まれでぐっちゃぐちゃにされる。ミンチより酷い目に合う。
中が良くならないと真面に喋れないが、そもそも喋れないと仲良くなれないよね。
専務として入社、メールなどの文字上のやり取りは普通にできる。
奈央とはアニメきっかけで仲良くなる。
何がとは言わないが、大中小でたとえるなら爆である。




