はじめましてでなかよし
お姉ちゃん力が高まる話。
なんと今日から家族が増えます、両親が子供を引き取ってきました。
捨て子とかDVとかではなく、魔力の低い家庭に高魔力の子が生まれて苦労した結果らしい。
引き取る子のご両親は元々ご近所さんだったので、我が家に相談に来た結果引き取ることになった。
引き取ると言っても、毎日顔を見に来るけどね。このまま一緒に暮らすと、魔力にあてられすぎて入院一直線コースだからしかたないね。
「今日から一緒に暮らす、柊里兎ちゃんよ仲良くしてあげてね」
里兎ちゃんは表情乏しい系の女子だった、自分のせいで両親が苦しんでるのを理解しちゃって心を閉ざし気味だね。
「瑠璃も新しい妹と思って可愛がってあげるんだよ」
お父さんも僕に期待しているっぽいな。でも何か勘違いしてるかもしれないけれど、僕は小さい子が好きなんじゃなくて翡翠が好きだからお姉ちゃん頑張ってるんだけど?可愛いからって直ぐに僕がお姉ちゃんすると思ったら大間違いだね。
「るぃおねぇたん?」
首をこてんっとしながら僕の事を呼ぶ里兎ちゃん。
ははは、その程度の事で僕を篭絡できると思ったら大正解さ!
あぁん可愛い、ほとんど表情変わらないけどお姉ちゃんって何?って疑問がちょっとでてる。
将来はクール系美少女になるねこの子は。
「そうだよぉ~瑠璃お姉ちゃんだよ~今日からよろしくね」
ギューッとしてなでなでしてると、最初は逃げようとしたけど逃がさずになでなでしてたらとろけてきた。
両親が低魔力だから、こうやって抱きしめてもらえる回数も少なかったんだろうなぁ。これから一杯構っちゃうもんね。
なんてなでなでギューっとしてたら背中に衝撃がドーンと来た。
何事!と思ったら翡翠が突撃してきていた
「おねーちゃはひーのおねーちゃなの!やー」
翡翠は僕が里兎に取られちゃうと思ったみたいだ、ふふ~んここは僕のお姉ちゃん力が試されるね!
僕の中では翡翠も、里兎も妹という認識になっちゃったからね、できれば二人で仲良くしてほしい。
「ひーちゃんは僕の事好き?『すきー』そっか~僕はねヒーちゃんの事が大大大大大好きだよ~」
キャッキャと喜ぶ翡翠を見てニコニコしてると、抱っこしてた里兎にぎゅっと腕を握られる。
美幼女達に大人気で鼻血でそう。
里兎を抱きしめながら
「里兎ちゃんの事も好きだよ~だからね、僕の好きな子達には仲良くしてほしいなぁ そしたらお姉ちゃんもっともっと頑張れちゃう」
僕の発言に翡翠と里兎はじーっと見つめあったあとに、翡翠がニコッと笑って里兎はこくん頷いた。
やだもう、可愛い過ぎる僕の妹たち。
二人纏めてギューッとしてキャッキャっしてたら、ジト~っとした視線を感じる。
奈央ちゃんも僕の事好きだねぇ、僕も好きだよ!おいでおいでして4人で塊になってゴロゴロ~として遊んでたら気が付いたら寝ちゃってた。う~む子供はエネルギーをピャーとつかって電源落ちたみたいに寝ちゃうね。
起きたら田中さんが寄り添ってくれてて親友と妹たちとモッフモフに囲まれて幸せ空間が発生していた。
お母さんと目が合ったら、こんなに直ぐ仲良くなるとは思わなかった目をしていた。
しょうがないじゃない、僕だってこうなるとは思わなかったんだから。
瀬場須家設定1
もともとは四神家の分家だったが、代を重ねていくうちに側近色が強くなってきた。
智梁は何でもできるスーパー執事、お母さんについてきた香奈を見事射止めて見せた。職場結婚。
二人ともそれなりに強いけど、二つ名持にはなれない程度の実力。
補助はお任せ!でも直接戦闘は厳しいって感じ