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いつもとちがうるり

憧れの人に会ったらきょどる自信あるます

エリスちゃんと国森さんが来るまで遊んでたんだけれど、公園で遊んだことが無かったみたいで大興奮してた。

遊んでみたいって思っても、周りが許してくれなかったみたい。

自然と僕の事をねえさまって呼んでくれるようになった、そう自然に、誘導することなくね!

国森さんご一行が到着したんだけど、エリスちゃんの護衛っぽい人が怒り出した。


「エリス様、勝手にどこかに行ってはいけないと言ったではないですか。」

「まったく、言ったことも守れないだなんてご両親が悲しみますよ」


僕ってば、割と気が長い方なんだ。

自分の事は何言われても気にしないし、翡翠達が悪く言われたりしてもすぐに怒ったりしない。

布教はするけど。

でもこの時は、カチンときちゃって護衛とエリスちゃんの間に入って


「子供が色々なものに興味を持つのは普通の事でしょ、護衛をするんだったらちゃんと考えて動きなよ。国森さんがこの人たちつけたの!こんな質の悪い自称護衛なんていないほうがましだよ!」

「ちがいます、わたしがつけたごえいじゃありません」

「なんだと、小娘。エリス様を見つけたことには感謝するが調子に乗るなよ」

「子供が子供らしく行動して叱るんじゃない、大人が、保護する立場の人は導くのが仕事でしょ。護衛のくせに見失ったあなたたちが一番悪いんじゃないか、エリスちゃんを叱るんじゃない。泣いてたんだぞ!」


もう一触即発、嚙みついたものの僕はどうなるかわかったもんじゃない。

そんな状況を変えてくれたのは、頼れる大人の国森さん!




じゃなかった…

国森さんはなぜか正座してた、ここ公園だよ?


「こちらのお嬢さんの言っていることが正しい、我々の非を謝罪しよう。エリス様も不安にさせて申し訳ございませんでした。」


20台中盤位の男の人だ、あれ?あれれ?僕この人知ってるよ!

嘘でしょ、なんでこの人が、このお方がここにいるの!?


「あ、あ、あ、ああああの、カイル・グランバールさまでしょよよようか」

「おお私等の事を聡明お嬢さんがご存じでしたか。」

「ぼぼbk、私は四神瑠璃と申します。一度お会いしたいと思ってました」

「なんとそれは光栄です」

「ふぁあぁぁぁカイル様だぁぁぁ」

「瑠璃、落ち着いてどうしたの?」

「落ち着いてる場合じゃないよ!!このお方は不撓不壊、決して倒れず決して壊れず、国を民を守る欧州の守護神、「イージス」カイル様だよ!なんで奈央は知らないの!驚かないの!」

「えぇぇ、私は今の瑠璃の方が驚きなんだけれど」

「欧州の守護神がエリスちゃんに己の剣を捧げてるんだよ!聖女の騎士なんだよ!」


僕がこういうと、カイル様は泰然としてたけど護衛の人達は緊張のレベルが跳ね上がってる。


「ほらぁやっぱり護衛の質が悪い。適当に言っただけなのにそんな反応されたら丸わかりだよ。カイル様護衛を早急に変えてください」

「お嬢さんの言うとおりだな、お前たちは下がりなさい。ここからは私一人でいい」


護衛達はぐちぐち言ってるけど、カイル様には逆らえずこの場から去っていく。

エリスちゃんを泣かせるような護衛はいらないんだよ、どっかにいきな!


「お嬢さんは、何故私がエリス様に剣を捧げたと思ったのです?何故エリス様が聖女だと考えたのです?」


あぁんカイル様から警戒されてるぅ


「カイル様がいるからです」

「私がいるから?」

「カイル様ほどの人が、貴族子女とはいえ護衛についてわざわざ日本に来る。これだけでエリスちゃんが重要人物だって解ります、それにあっちからひらひら手を振りながら来てるる人って教皇レイン3世ですよね。教皇が欧州最強とはいへ、放り出してただの貴族子女にカイル様が来るとは考えられません。あとはエリスちゃんがカイル様を見つけた時の顔で判断しました」

「エリス様のお顔で」

「はい、信頼と安心が見て取れました。ぼ…私は妹がいますので、子供の顔を見ればどんな関係なのかわかります。安心したのが見て取れました。」


納得された様子のカイル様。

しかしエリスちゃんが聖女か~将来は人気でそうだね。


「るりねえさまは、カイルのことがすきなの?」

「お~それは私も気になるね、女っ気のない友人に出会いがあることは素晴らしいことだ」


お、おお?ちょっと敵対心を持った目でエリスちゃんが僕を見てる。

これはあれか、あれなのか

教皇は、こんな話題に乗って来るなら護衛を先にどうにかしておいてよ。


「ん~敬愛って意味なら好きだけど、男性として好きかと言われると違うよ」

「え、違うの!?自分の事を私っていう瑠璃なんて初めて見たからてっきりそうなのかと」

「なんで奈央のが驚いてるのさ、違うよ。カイル様は私の憧れなの、理想なの」

「私が理想ですか」

「私は妹を守ることは出来ましたが、倒れ、このように壊れてしまいました。だから理想なんです」


どんな戦場でも、決して倒れないそんな風に僕もなりたかったなっていう憧れだよ。

ライクではあってもラブじゃないんだ。

あとエリスちゃんの邪魔はしたくないしね。


「そういえば、エリスちゃんは何で一人でこのあたりにいたの?」

「おともだちに、おはなしをきいてわたしもいってみたいとおもって。ちょくせつあったことはすくないんですけど、たのしそうにおはなししてくれたのです。れんはだいじなおともだちです。」

「れん?僕の知ってる恋だったりしてね?近衛恋のことだったりする?」

「そうです!るりねえさまはれんのことしってるんですか」

「ぼ、わt、あああぁああもう無理。僕の妹みたいなものだね。多分今日も家に来てるよ?」

「るりねえさまは、あのるりねえさまなのですか!」


エリスちゃんがキラキラした目で僕を見てくる。

超可愛い、持ち帰って甘やかして、一緒にお風呂に入りたいくらいかぁぃぃ



しかし、恋は僕の事をどんなふうに言ってるんだろう。

あのってなに、あのにいろんな不安要素が詰まってるんだけど。

二つ名

日本は割とノリと勢いでつけてる。

欧州は武器防具だったりからつけてる。

偉い人が、深夜の大学生ノリでつけるからそんな二つ名いらないんだけど、ってなって付け直しになることがまれによくある。

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