あれ?あれれ?あれれれ?
瑠璃史上最大のピンチ回
色んな意味で
最近僕には悩みがある。
転生してきて一番の悩みかもしれない。
「おねーちゃんどうしたの、おかおがみゅーっとしてるよ」
「考え事してたんだよ、独自のセンスもかわいいね」
翡翠を膝の上にのせて抱きしめながら、考える。
なぜだ、なぜなんだ。
「翡翠にお願いがあるんだけど、バンザーイってしてもらっても良い?」
「うん、いいよ。ばんざーい」
これ、負けてない?13歳の僕が、8歳の翡翠に負けてない?
愕然としながら、翡翠に触る。
「おねーちゃんくすぐったいよぉ」
触る手を休ませずに触る
「る、瑠璃。翡翠から離れなさい!何時かはやるんじゃないかと思っていたけれど、瑠璃の事を信じていたのに。」
奈央に突き飛ばされる。
「まだ良く解っていない翡翠にこんなことをするだなんて、見損なったわ」
「え?ええ?なになんのこと?」
「とぼけないで、ケダモノ!妹に手を出すなんて、私は悲しい」
「違う違うよ」
「このことは奥様に話すから、自分のしたことを反省して」
「まって本当に違うから、奈央の勘違いだから、僕の事を信じてよ」
「他の事なら信じられるわ、でも翡翠が絡んだことに関してはまっっっっっったく信じられない」
ちょっとまって、普通にショックなんだけど。
僕泣いていい?
そのまま、僕の主張は一切受け入れてもらえず、お母さんが帰ってくるまで部屋に軟禁された。
「瑠璃、お母さんに本当の事を話してみて。どんなことを言われても、お母さんは瑠璃の見方よ。さぁはなしてみて」
あれ以来、甘やかしに拍車がかかったお母さんだけど今日のは変な優しさを感じる。
そりゃね、翡翠の胸を揉んだ僕も悪いよ。でもさ、でもさぁ
「違うって、確かに翡翠の胸を触ったけどそんなんじゃなくって」
「隠さなくていいのよ、瑠璃も年頃だしお母さんも理解できるように頑張るから」
僕の事なんだと思ってるのさ、妹に手を出すわけがないじゃないか…出しましたね。
「本当に違うよ、本当なんだよ。ただ、」
「ただ、どうしたの。どんなことを言ってもお母さんは見方よ、お母さんに話してみて」
「僕は毎日牛乳飲んで、身長はすくすく伸びたよ」
「そうね、成長期だものね」
「でもでもでもでも、胸は全然ぜ~~~~~~~~~~んぜん大きくならないんだよ」
「あ、それは」
「なんか最近翡翠のが大きくない?いや、これどう見ても大きいでしょ?って思うようになって。
「そ、そうねぇ」
「確かめたかったの、僕の方が大きいって。姉の僕のが大きいってたしかめたかったんだよぉぉぉぉぉぉ」
その夜、僕の悲痛な叫びが家にこだました。
お母さんも奈央も謝ってくれたんだけど、許せなかった。二人とも随分なものを持ってるから。
胸囲の格差社会だあぁ
イラっと来たので奈央のを揉んでおいた。
やぁらかかった
大→小
玉藻の前→国森さん→お母さん→香奈さん→奏さん=奈央→翡翠=里兎→鈴=恋→瑠璃
何のかはわからないけどね?
圧倒的さがあるね
悲しいね。




