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いや~てなってにこ~

平和っていいなぁと思いますが、お話し的には対比があることで平和を実感できるって思う今日この頃

翡翠がすくすくす成長するのをきゃっきゃと見守りながら僕も成長してきましたが、

今回は僕が我儘を言って両親を困らせてます。


「学校なんていかない、ずっとヒーちゃんといっしょにいるのぉ」


なんで可愛い可愛い翡翠と離れて来週から学校なんて行かなければいけないのかと、必死にアピールする。


「学校に行ったら新しい友達が出来るわよ、きっと楽しいわよ」


お母さんが新しい友達が出来るとか言ってくるけど、前世では友達なんてできませんでしたよ~だ


「新しいお友達なんていらないもん、奈央ちゃんが居れば良いもん」


ふふ~ん今の僕には奈央ちゃんがいるもんね、寂しくないし!

もうこうなったら意地です、絶対にこの決心は揺らがないんだから。

翡翠と奈央の方を見ると、何かごにょごにょとお話ししてる?何の話をしてるんだろう。


「おねーちゃ、がっこいかな~おねちゃきら~」


ピシッと動きを止める。

え?ヒーちゃん今なんて言ったの?

学校行かないお姉ちゃん嫌いって僕は聞こえたよ?嘘だよ!ヒーちゃんが僕の事を嫌いっていうわけがないよそんな馬鹿なことあるはずないよ


「がっこのおはなしききた~」


学校のお話聞きたいんだね、わかった一杯お話しするからだからさ


「ヒーちゃん、学校行ったらお姉ちゃんの事を嫌いにならない?」


恐る恐る聞いてみる、


「うん、おねーちゃすきー」


わぁい学校行く友達いっぱい作って翡翠にいろんなお話しするんだ

翡翠がニコニコになれるようにいろんなことをお話ししてあげなくちゃ


「しかし、翡翠に嫌いって言われただけでこんなに態度が変わるとは思わなかったな。奈央はお手柄だね」


なんか、奈央が両親に褒められてるけど気にしない。

でもお父さんそんなこと言うんだ、ふ~んそっかへぇ~

お父さんにニッコリ笑って


「お父さん大っ嫌い」


ふはははは、お父さんてば心臓を抑えて膝から崩れ落ちちゃってる。

僕の気持ちを理解できただろう、この世の終わりみたいな顔してるけど僕だってそうだったんだから仕方ないよね。

理解者を得たことで満足したので、嘘だよって言っておく。

急に復活して、満面の笑みで抱きしめてくる。まぁ僕もそうするだろうしなすがままにしておこうっと。

そういえば気になることがあるので、抱っこされながら奈央に聞いてみる。


「ねぇ奈央ちゃんは僕と同じクラスになれなくても大丈夫?絶対一緒のクラスになれるかわからないよ?4クラスあるからね?」


奈央は驚いて慌て始める、やっぱり絶対同じクラスだと思い込んでたみたい。急に学校行かなくても良いんじゃないかって言いだし始めた。

翡翠を使って僕を操ろうとしたんだから、当然の罰だよね~

会ってから今までず~っと一緒にいたからしょうがないけど、幼稚園も保育園もいかずに二人でいたもんね。

たまぁに同じ年代の子と会う機会があっても、そこまで仲良くなったりしてないから僕らの世界は狭いまんまだ。

急に世界が広がるから不安になっちゃっても仕方ない。

お父さんから抜け出して、奈央をギューッと抱きしめる。

僕も翡翠から離れるのを我慢するんだから、違っても頑張ろうって声をかける。

その日は二人で騒ぎ過ぎたのでそのまますやぁっと眠ってしまった。

徐々に準備を進めていっていざ入学式!



結論としては同じクラスでした!奈央もニコニコなので良かった!

皇家設定1

ふる~いおうち 歴史と伝統がこれでもかってくらい詰まれている。

特殊能力を持った子がたまに生まれる。その子は姫とよばれ一族を率いていく立場を強制される。

主人公ちゃんと翡翠のお母さんもそういった宿命に生きていたが、お父さんが連れ去った。

国家規模の祭事を取り仕切る家、龍脈とかにも詳しいよ。

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