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あたらしいおようふく

ここから2部スタートです。

2部とはいったい何なのか、私もまったくわかりませんが始まります。

ふへへへ娑婆の空気はうまいぜ!

無事退院ですよ、僕は自由を手に入れたのだ。

若干のリハビリはしたものの、奏さんのおかげで割と楽だった。

魔法の無い世界だったら寝たきり生活間違いなしだったよ。


しかし、自由を手に入れた僕には試練が待っていた!

家が無いのである…

何故か僕の部屋を中心に、爆発が起きたみたいでさ。

不思議だよね!

結構な爆発だったから、家は半壊して僕の部屋は木っ端微塵さ☆

新居は建設中で暫くはお爺ちゃん達の家で暮らすことになってるけど、1週間事に移り住む形で落ち着いた。

どっちかの家に居候し続けたら戦争になるからさ、孫過激派って怖いね。

というわけで今日から1週間は、皇のお爺ちゃんの家にお世話になります。

迎えの車に乗ってお爺ちゃんの家に行くと思ったら、ショッピングセンターにドナドナされました。

なじぇ?

駐車場に車を止めたタイミングで聞いてみる


「お母さん、お爺ちゃんの家に行くんじゃないの?」

「いくわよ、でもその前にお買い物しないと」

「お買い物?何買うの?」

「決まってるじゃない、瑠璃のお洋服を買うのよ。回収できるものはしたけど、ボロボロになっちゃってるし新しい物を買わないといけないわ」

「えー面倒だからジャージとスエットでいいよ。残り少ない夏休みはゴロゴロして過ごすし、「これ」じゃあオシャレのしようもないし」


そう言って左手で右肩をさする。

翡翠に凄いって言われるためだけに、ピアノとかしてて良かった思う。

左手も結構器用に動かせるんだ、利き腕の右手ほど正確さは無いけどこれから頑張ればいいだけだしね。


「あら瑠璃ったら面白いこと言うわね。だからこそ余計に気を付けていかなければいけないのよ、四神のお母様だってお奇麗でしょ」

「おねーちゃんはきれいでかっこいいもん。どんなおようふくでもにあうもん」


翡翠が僕に飛び込んで来た、うりうりと僕の胸に頭をこすりつけてくる。

久々の衝撃に驚くやら、嬉しいやらでギューッとしてナデナデしちゃうぞ!と思って愕然とする。

ギューってしたらナデナデできないじゃん、文字通り手が足りないよhahaha

仕方ないのでナデナデして翡翠のやぁらかい髪を堪能する。

ぐへへ約3週間ぶりだぜ、禁断症状がでて奏さんに一喝されたりしながら耐えてきた翡翠との触れ合い。さぃこぅだぁぁぁ


「いつもとちがぅ」


おや、翡翠は不満げだ。確かに何時もは左手でギューっとして右手でナデナデだったからそれのせいか。


「ヒーのせいなんでしょ、おねーちゃんごめんなさい」


ふぇ!?どうしたの、何が翡翠のせいなの?


「ヒーのまりょくにひきよせりゃれたってきいたの、ヒーのせいでおねーちゃんのおててなくなっちゃったの」


だぁれぇだぁそんなことを翡翠に言ったのはぁぁ

ゆぅるぅさぁなぁいぞぉぉぉぉ

車内の気温がガクッと下がる、僕もお母さんも運転していたお父さんもブチ切れです。

剣呑な車内の空気を変えたのは、絶世の美犬田中さん。

僕と翡翠を包み込むようにしてくれる、相変わらずの毛並みの良さに心が落ち着く。

ワンっと一吠えしてお母さんとお父さんも落ち着かせるとは、流石やで!

とりあえず僕のお洋服を買って、お仕置きはお爺ちゃんの家についてからにするってことで話が付いた。

高魔力に呼び寄せられるなら、現人神のお住まいに毎日鬼が訪問してるよ。

ただの俗説なんだよね、それも皇の家の人が言ってただなんて信じられない。


「おねーちゃんヒーのこときらいになってない?」

「翡翠の事をきらいになるわけないじゃないか、大大大だーい好きだよ!」

「ほんと?」

「僕が翡翠に嘘ついたことなんてないでしょ、右手がなくなった程度で嫌いになんてならないよ」

「いや瑠璃、右手がなくなるのは大ごとだぞ」


お父さんよけなこと言わないでいいから。


「あぁそうだ翡翠。瑠璃が翡翠の事を大好きなままだったら、翡翠が選んだ服を着てくれると思うぞ」

「ほんとう?」

「うぅ翡翠の事は好きだけど、僕ひらひらしたのは苦手なんだよぉ」

「おねーちゃんににあうおようふくえらんであげう。おようふくきてくれる?」


やめて、そんなキラキラした目で見ないで。

勿論着るけど手加減して、お願いだから。

スカートまでは善処するからひらひらだけは、ひらひらがいっぱいなのは許して。





その後僕は3時間ほど着せ替え人形になった。

途中で飽きて、ゲームコーナーに向かったお父さん。

ふらっと帰ってきて僕の好みからかけ離れている服をやんわり辞めさせたお父さん

評価が難しい存在だと思う、本当に思う。

世界設定

ハリウッドが無い世界なので、香港映画が主流になっている。

欧州映画も頑張っているが、日本では主流になり切れていない。

爆発!銃撃!みたいな映画が少なく、鮫が空飛んだりしない世界。

大体の人がSFみたいなことが出来る世界だからね。


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