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てのひらのうえでころころ

一応これで物語的には1部完となります。

いわゆる幼年編でしょうか。

次から2話ほど挟んでそのまま2部を始めていきます。

「お祖母ちゃん達って仲がいいんだね。二人そろって家に来ることなかったから僕知らなかったよ」

「現役のころはバチバチに殺りあったもんさ、あれの喋り方が気に食わなくってね」

「あら~私だってあなたのガサツなところが嫌で嫌でしかったなかったのよ~」

「で、でも今は仲良しなんだよね?いつから仲良くなったの、お父さんとお母さんが結婚してから?」

「あの子らの結婚は関係ないね。あたしらが仲良くなったのは瑠璃のおかげさ」

「僕の可愛さに二人がメロメロになったとか?」

「それもあるけど違うわね~瑠璃が生まれる時に共闘したのよ~」

「朱の巫女の初産ってんで、子供をさらって戦力強化って考える馬鹿がわいたのさ」

「そんなことがあったんだ、じゃあ翡翠の時も?」

「翡翠の時は大丈夫だったわ~徹底的に潰したのがきいたみたいなの~」

「そうそう、近寄ってきた馬鹿を叩き潰して住処に乗り込んだのさ。それなりの規模の組織だったから、半端に人数集めるより精鋭だけで良いって二人で行ったのさ」

「何度も殺りあっていたからかしら~なんとなくどう動くかがわかってやりやすかったのよ~。その後くらいからいろいろお話するようになって~、同じ趣味があるってわかったのよ~」

「長い付き合いにはなってたから、喋り方だなんだって細かいところはその頃には互いにどうでもよくなっててね。二人で瑠璃の所に行くことが少なかったのは趣味のせいだね」

「お祖母ちゃん達の趣味って裁縫だよね、和裁も洋裁も凄い上手だよね。でもなんで趣味のせいで一緒に来れないの?」

「お互いに腕前は認め合ってるわ~、でも方向性が全然違うのよ~。ずっと競い合ってきたからどっちが作った服を着てもらうかでもめると思ったの~」

「もめる位なら別々に行って、着てもらった方が良いだろうって決着したのさ。孫の前で自分の服のが良いってもめるだなんてカッコ悪いだろう」

「僕も翡翠も気に入らなければ絶対に着ないから、二人一緒に来てくれる方が嬉しいよ」

「そうね~二人とも嫌ってなったらきてくれないものね~」

「たしかにな、好みがしっかりしてるのは良いけれど拒絶するほど嫌がるんだよね」


二人の話術に引き込まれて話してるうちに眠っちゃった、ここで目を覚ましてから初めてすっと寝れた気がする。

眠っても結構浅かったりするんだ、あの時の夢も見るし起きたら汗びっしょりとか良くあるし。

化け物相手に戦ったんだから精神的に参ってたんだ、でもこれだけ笑ったり困ったりしたから悪い夢はみなそう。お祖母ちゃんの手の上で転がされた気がするけどね。

お祖母ちゃんず

皇のお祖母ちゃん

奇麗系の服を仕立てるのが好き、瑠璃が気に入る確率が高い

四神のお祖母ちゃん

可愛い系の服を仕立てるのが好き、翡翠が気に入る確率が高い

シンプルな美しさと、装飾による可愛さを競い合ってる。

二人とも孫に来てもらえないと拗ねる、お爺ちゃん達がフォローしているがお祖母ちゃんたちが甘えたいだけかもしれない。

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