たどりついてどはつてん
レンズを変えつつ使い続けていたのにどこに行ったの…
プスプス焦げてるあいつを見てたら、皆が僕の方に来ようとする。
「まだこっちにきゃダメ、まだ終わってない」
知ってるよ、鬼は死ぬと煤みたいになって塵になって消えていく。
原型保ってるお前はまだ生きてるんでしょ、油断したら力を取り戻すために食らいついてくるんでしょ。
でもね、時間切れだよ。
この状況を見て、めちゃめちゃ怒ってる人がそこにいるからね。
「お爺ちゃん遅いよぉ、もうちょっと早くこれなかったの」
「すまんな、これでも随分急いだんだが。しかし、わしの可愛い孫を怖がらせて、酷い目に併せてくれた奴はこいつか」
あいつは増援が来たことに気が付いて、死んだふりをやめて逃げ出そうとする。
でもね、お爺ちゃんのが早いよ。
式神を一瞬で展開して、閉じ込める。
「万全の状態の貴様だったら苦戦しただろう、孫達がここまで削ってくれた相手を逃がしたとなってはわしは生きてゆくことが出来ん」
あいつは必死に暴れるけど、閉じ込めた式神はピクリともしない。
「孫を可愛がってくれたお礼に、わしの式神をじっくり見ていくといい。まずはその閉じ込めとる玄武だが、そいつの甲羅を破ることは貴様にはできん。ほれ、次の式神を見せてやろう」
そういって玄武の中に小鳥を生み出す。
あ、赤くて小っちゃくて可愛いって思った瞬間に小鳥は燃え上がる。
え、なにあれこわい
「どうかな朱雀の炎は良い火加減だろう」
「ぎゅああああああああああああいやだいいいだいだいいやああだここんんあyところしにたくdなさいささいいいいいいい」
断末魔を上げながら燃えていく。
そして最後には塵となって消えた。
これでなんとかなったかなぁ、疲れから僕は床に転がる。
一気に疲れが来て眠くなってきた。
不思議と体は痛くないし、達成感もあるしで今寝たら気持ちよく寝れそう。
本当はお布団の上で寝たいけど、今の状態だと僕の血で汚しちゃうからまだ掃除が楽な床でいいかぁ
妹達が寄って来る足音が聞こえる、何時もだったらそっちが最優先なんだけど今はどうしても眠いんだごめんね。
僕はがっつり寝る態勢に入る。
お休みって言うのもけだるくてそのまま寝るぞぉ
「いかん瑠璃を寝かせるな」
なんでじゃまするのぉのむいよぉ
海が大変危険な状態だが、鮮魚は食べれる。
日本人の飽くなき努力のたまものである。
海外からはクレイジージャパンとして、米と魚には手を出すなと言われている。
人工孵化からの養殖技術は他国の追随を許さない。
寿司!天ぷら!刺身!




