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ドカンとやってくる

伏線ってどうやったら張れるんでしょうね?

今日は妹達が家にお泊りに来てる。

お盆に入って本格的に親たちが忙しくなって、帰ることが出来なくなってきたためだ。

今年は鬼が結構大暴れしてるみたいで、国森さんも必死に防衛をしてるみたい。


「おねぇちゃんおとうさんたちだいじょうぶかな、けがしてないかな」

「大丈夫だよ、きらりちゃんも奏でさんもすっごく強いもん。無事に帰って来るよ」

「ねぇしゃまはしんぱいじゃないんですの?」

「お父さんもお母さんも強いのは知ってるし、一人で戦うわけじゃないからね。皆で力を合わせればだいたい大丈夫だよ」

「おねーたん、そこはちゃんとだいじょうぶっていって」


絶対とは言えないから少し濁していったら里兎につっこまれた。

大鬼とか出たらさすがに無傷とはいかないだろうし、僕たちにできるのは無事を祈ることと信じて待つことだけだからね。

でも今年は本当に大変そう、なんか組織立って動いてる感じらしいしやな予感がするなぁ

妹をあやしつつ晩御飯何かなぁなんて考えてたら瀬場須が申し訳なさそうに言ってくる


「お嬢様、申し訳ございません。私達も出向かなければいけなくなってしまいました」

「ありゃ、今年は本当に大変なんだね。今晩は僕たちだけになるの?」

「いえ、皇のご当主が来てくださりますが、2~3時間はかかると思います」

「そっか~お爺ちゃんが来てくれるなら安心だね。来るまで大人しくして待ってるね」

「戸締りなどはしていきますし、結界もございます。外に出ない事だけご注意してください」

「りょうか~い、瀬場須も香奈さんも気をつけてね」


保護者が田中さんも含めてまったくいなくなることなんて初めてだ、ちょっと早いけど晩御飯を食べてお風呂に入ってあとは寝るだけって状態にしておこう。

妹達が不安にならないように、奈央と一緒に頑張らないと。

お爺ちゃんが電話してくれてあと一時間くらいでこっちにつくって教えてくれた時だった、

ズドンって凄い音がして結界がひび割れる状態でぎりぎり保たれているのが見えた。

それと同時に凄い寒気を覚える、体がすくんで動けなくなる。僕と奈央は知ってる、少し前の誕生日でお父さんに教えてもらったっ殺気だ。大鬼が放つ殺気のレベル、普通に暮らしてたら耐えられない。

何とか体を動かして電話に叫ぶ

「お爺ちゃん急いで、とんでもない鬼が来てるっ」

「ふざけてるわけじゃないんだな、結界は持ちそうか」

「凄い音がしてもうボロボロになってる…」

「全力で向かう15分はかかるが何とか耐えろ」


電話が切れた瞬間に今度は奈央に叫ぶ


「奈央ボケっとしてないで、僕たちが守らなきゃいけないんだ」

「で、でもこんなの無理よ、逃げ切れると思えない」

「そうだね、僕も逃げれるとは思えない。だから立ち向かって少しでも時間を稼ぐしかないんだ」

「瑠璃何を言ってるの、無理に決まってるじゃない」

「さあ、僕の部屋に皆を連れて行こう。下手だけど僕が練習でかけた結界がある。ここにいるよりましだよ」


呆けた奈央を無理くり再起動させて、呼吸がまともに出来てない妹達を宥める。

その間にも凄い音が聞こえてくるし、結界はもう壊れる寸前まで来てる。


お爺ちゃんが来るまで僕が何とかしなきゃ、僕が守るんだ。

世界設定

富士山はびっくりするくらい綺麗。

ガチ霊峰なので、ごみのポイ捨てとかしたら直ぐ捕まります。

樹海は磁場がどうとかではなく、普通に魔境。

兵士の訓練に使われるが、訓練目的は生き残ること。


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