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みんなでおでかけー4

旅行に生きた意欲があふれ出ている

のぼせてから暫くたっても皆が心配してくる、もう大丈夫って言っても放してくれない。

体調良くなってなかったら逆につらい奴だからこれ。

結局みんなでじゃれあってたら、晩御飯の時間になったみたいで女将さんが声をかけてくれる。

宴会場に案内されると豪華な食事が待ってた。見た目も綺麗でテンションがまた上がってしまう、お母さんの料理が一番だけど偶にはこういうのもいいね。

そう、ご飯が豪華だからテンションが上がっただけで無理に上げてるわけじゃない。宴会場に来る途中で逆さづりになったたまちゃんが見えたとかそんなことは絶対にない。


「たびたびお恥ずかしい物をお見せしてしまって誠に申し訳ございません。皆様が入浴中に、懲りずに乱入しようとしましたので直系の方をお呼びして止めていただいたのです」


女将さん察知能力高いなぁ

しかし直系?って偉い人ってこと?

おいしいご飯を皆と楽しくモグモグしてたら、男の人がやってきた。


「皆様たびたびご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした、私は直系の血筋の霜月と申します。玉藻の前にはきつく言っておきましたのでご安心ください」


たまちゃんの血筋の中でも一番力を引き継いだ血筋のようで、ぶっちゃけお父さんとかきらりちゃんより強い人みたい。

たまちゃんを止めるための抑止力として前線に出ることは無いけど、重要な役割を担ってる。もしたまちゃんが前線に出る時は右腕として暴れるらしい、実際2回ほどでて大暴れしたんだって。パッと見優しそうなおじさんだけど人は見かけによらないね。

霜月さんも巻き込んで大人は宴会してて、僕たちは暇になってしまったのを見計らってたまちゃんがお話しようとやってきた。

僕も聞きたいことがあるから丁度いいね。


「さて瑠璃よ、わらわに何が聞きたいのじゃ?」

「えーっといくつかあるんだけど、何を聞かれたらたまちゃん怒る?僕も怒らせたりはしたくないし先にそれを聞いておきたいかな」

「そうよの、わらわは寛大故多少の事では怒らぬが、子孫を馬鹿にするようなことを言ったり、そういった聞き方をしない限りは大丈夫じゃ」

「ありがとう。じゃあ一つ目の質問は、寂しくない?」

「寂しいとはどういういみじゃ?漠然としすぎておる」

「えっとね、僕は家族が大好きだし妹たちも大好きなんだ。そんな大好きな人たちがいなくなっちゃったら絶対寂しいと思うから聞いちゃったんだ。ごめんなさいもっと考えてから質問すればよかった。」


たまちゃんの雰囲気が変わって僕は焦る。

やっちゃった、もっとちゃんと考えないとだめだった。

寂しくないわけないもんね、はぁ僕ってば馬鹿だなたまちゃんに大人しく怒られなきゃ。


「ふむ、瑠璃よちこうよれ」


フレンドリーに接してくれるけど、絶対怒らせちゃいけない大鬼だってこともっと考えなきゃダメだった。僕の命で許してくれるかな。


「ぬしは優しい子じゃ、わらわは怒っておらぬから安心せい。戦の事や、鬼の習性を聞かれたことは星の数ほどあれど、こんなことを聞かれたのは初めてなのじゃ。故に少し驚いてしまったが、それでぬしを不安にさせたな許せ」


頭をなでながらこんなことを言ってくれた、優しいのはたまちゃんのほうだよ。


「寂しさは確かにある、しかし楽しくもあるのじゃ。自身の血族の暮らしを見守り、正道を進ませる。これがなかなかに愉快なのじゃ」

「あの、えっと、」

「聞きたいことを聞いていいのじゃ」

「会いたいって思ったりしないの?」

「そんなもの毎日思っておるのじゃ、それでもどうしようもないのじゃ。だから子孫の所を回っておるのじゃ。わらわに似たものもおれば、あ奴に似ておる所を持った者もおる。そういう者たちに会って、揶揄ったり怒られたりしながら暮らしておるのじゃ」

「そっか、ありがとうたまちゃん」

「しかし瑠璃は親しいものを亡くしたのかえ?」

「ううん、そんなことは起きてないよ。でも家族が戦場に立つから、不安になる時があるんだ」

「なるほどのぅ甘えられるときに甘えておくのじゃ」


それからは妹達と一緒に色々なことを聞いていく。

その中でも一番衝撃的だったのは里兎が聞いた質問で、

「たまたんはなにがいちばんすきなたべものなの?」

「ここ十数年はポップコーンじゃ、ただ甘いポップコーンは苦手なのじゃ」


玉藻の前様がポップコーンが好物ってなんか違うよ!

たまちゃんせってい

のじゃ美女

子孫を馬鹿にしたり、攻撃したりすると地の果てまで追いかけしばく。

過去前線に出た時も、子孫を殺害した鬼を処分するため。

前線が大きく前に進むくらいの活躍はしてる。

本格的にやばくなったら栃木に籠城するのが国の方策

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