何時までもどこまでも
お読みいただきありがとうございます
「う、ん~~~あれ?こんな時間なの!?」
久しぶりに寝坊しちゃった、目覚ましが鳴れば僕すぐ起きいるのに設定間違えちゃったかな?
もうお昼前じゃないか、ぐっすり寝すぎたね
「もぅ誰か起こしてくれてもいいのに」
パジャマから着替えて寝室からリビングに移動する
眠りすぎて喉がカラカラだよ、お水飲みたいな
「あら、お寝坊さんが起きたのね」
「奈央、なんで起こしてくれないのさ。可愛い可愛い僕の子供たちに行ってらっしゃいって言えなかったじゃないか」
「はいはい、とりあえずお水飲みなさい。喉痛めるわよ」
返答次第では許さないぞ、僕の生きがいなんだから
「あのね、体が万全でもないのに無理してたから起こさなかったのよ。私がいるんだから偶にはゆっくり寝てなさい」
「ぐぬぬ、返す言葉が無いね」
「倒れでもしたら瑠衣が自分を責めちゃうでしょ、瑠璃が頑張り也さんなのは知っているけれど考えなさい」
「うん、そうだね。反省するよ」
奈央が作ってくれた軽めのご飯を食べて、二人でまったりする
「今日は翡翠も琥珀も来る予定が無いんだから、ゆっくりしてなさい」
「そうだね、あでもちょっと出かけたいかな」
「瑠璃はじっとしてるってことをいい加減覚えるべきだと思うわよ」
「ひどーい、奈央とデートしようと思っただけだもん」
「それならそう言いなさい、すぐ準備するわ!」
「その辺お散歩するだけだからね・・・聞こえてるかな?」
家の中で全力ダッシュするなんて、奈央だってぼくのこと言えないじゃん
さてと、僕も準備しないとね
「それで、どこに連れて行ってくれるのかしら?」
「そんなガチガチのデートプランを期待されても困るからね、ちょっと商店街見て久々に駄菓子でも買いたいなぁって」
「十分よ!さぁ行きましょう!」
奈央と歩きながら思い出話をしゃべる、地元だと歩いてるだけでも色んな思い出があるからね
何かを食べた場所だったり、二人で笑った場所だったりを二人でのんびりお散歩だ
「そうだ奈央」
「なにかしら?」
「僕と一緒で楽しかった?これからも一緒にいてくれる?」
「そうねぇ・・・大変9割楽しい1割だったかしらね」
「酷い!僕そこまでじゃないもん・・・ないよね??」
「冗談よ、冗談。瑠璃と一緒にいれることが私の幸せだもの。嫌だって言われてもこれからも一緒にいるわよ」
「えへへ、そっかありがと」
「もぅなんで急にそんなこと聞くのよ」
「いやほら、ここってさ僕のせいで喧嘩した場所でしょ」
「あ~そういえばそうね」
「だからかな、急に不安になっちゃったんだ」
「まったく、甘えるのが下手ね。ほらほら抱きしめてあげるわよ」
「いや、それは遠慮しておくよ。暑いし」
「あら?また喧嘩する?私は瑠璃に拒否られて泣きそうだわ」
「えぇーもーはいはいぎゅーってしてよ」
「嫌々なのも中々グッとくるわね」
「僕はゾクッと来たよ」
フラフラとお散歩して家に帰る、たまにはこんなゆっくりできる日があっても良いね
「あ、そうそう瑠璃」
「ん~なに?」
「大好きよ」
「僕も大好きだよ」
今日も平和で幸せで良い日だね
1年ちょっとのお付き合いありがとうございました。
楽しく瑠璃の事を書くことが出来ました、読んでくださった皆さんのおかげです。
またそのうちお会いしましょう!




