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つむいだ命とつないだ命

お読みいただきありがとうございます

命編終わり!

やっぱり自分の中に不安とかを溜め込むのは良くないね、お父さんに全部話したら楽になったよ

…知らなくてよかった親友の凶行もしっちゃったけどさ


「さて、命のことを決めないとな」

「乱暴なことしちゃダメだよ?」

「はっはっはソンナコトシナイサー」


絶対する、お父さんは絶対やる

顔が言ってるもん、ゆ“る”さ“ん”っていってるもん

今日ばっかりは命が帰ってこないことを祈るよ

僕ね今日お父さんと話して気が付いたんだ、寂しかったんだって

本当に一人の時間を持つ事なんて、今世なかったからね

一人で居るとグルグルグルグル思考が変な方向に行っちゃうんだね


「瑠璃さん、ただいま帰りましたー」

「やぁお帰り」

「義父さん!!!???」

「随分驚くじゃぁないか、何かやましい事でもあるのかい」

「ないです、ないです!」

「お父さんそれくらいにしてあげてよ、こっちの戦場は環境も厳しいし疲れてるだろうから」

「お父さんより命のことのが大事なのか!お父さん悔しい」


こっちは雪が積もると大変だからね、そんな中で戦うと関東方面のが戦いやすいって気が付くよね

それに国森さんいないし、あの人がいると居ないとで戦場の充足率変わるよ

普段は頼りないけど、戦場では流石だよね


「それで義父さんはなんで来たんですか?」

「娘に会いに来ちゃ行かんのか!」

「悪くないです、え?本当にそれだけできたんですか??」

「そうだが?」

「国森さん泣いてますよ、二つ名持がそんな気軽に動いたりしたら」

「知らん!娘大事!お父さんこれで生きてる」

「う~ん、流石瑠璃さんの義父さんだ」


さらっと僕のこと馬鹿にされた気がする…なじぇ?


「ん~しかし、これは…命に聞きたいことがある」

「なんですか?」

「週どれくらいしてる」

「え、言わないと不味いですか」

「不味い」

「瑠璃さん次第ですけど、週7です」

「そうかぁ・・・・・・・・・・・・殺す!」

「えぇ待ってくださいなんでそうなるんです!」

「大事な大事な娘をそんなことやあんなことしてるだなんて!それを父親である俺に言うだなんて許せん!」

「酷い!言えって言ったじゃないですか!」


僕は顔真っ赤にしてうつむくしかないよ、お父さん何聞いてくれちゃってんのさ

そんな事聞かないでよ、答えないでよ!

求められたらうれしくって答えちゃう僕もアレだけどさ


「瑠璃、安心していいぞこいつは浮気なんてしてない。流石に体力が持たないからな、こいつ自身は何も変わっていないな」

「はぁ?俺が浮気!?何でそんな話になるんですか!」

「瑠璃が不安がってたぞ、帰ってくるたびに香水のにおいをさせてるんだってな」

「それは今チームを組んでる・・・あぁそういう事か」


ひぇっなんか急に命が怒りだした、内側に怒りを溜め込んでて怖いんだけど


「瑠璃さん引っ越しの準備しましょう」

「えぇなんでそんな話になるの」

「こんな所にいられません、帰りましょう」

「軍務についてるんだからそんな勝手出来ないでしょ」

「俺は神人ですよ、瑠璃さんの伝手も借りますし問題ないです」

「ちょっと落ち着いて、どうしてそうなるのさ」


命の説明を聞いた時、僕はなんだかなぁって顔してたと思う

曰く

今のチームは女性ばっかりで、強さとしてはそんなに大したことは無い

チームを決めたのは、個々の司令官

スキンシップが多めで、僕のことを馬鹿にしてくるチームメンバーに癖癖していた


「ハニトラじゃねぇか!ふざけんなよ、こっちは真面目に戦ってるって言うのに。だいたい瑠璃さん以上の女性なんている訳ねぇだろうがぁぁぁぁ」


命ブチギレ

僕唖然

うなずくお父さん


「引き込みたかったんだろうな、特に瑠璃は活躍を表にしないからな。四神と皇の圧力を受けて仕方なくとか考えたんだろうな、はぁ舐められてるなこれは家も動かなきゃダメだ」


なんか大事になってない?


「え、良いよ僕。ほら女性的魅力に乏しいから、外に女性がいてもいいよ。いるって教えてくれれば僕我慢できるからさ」

「はははははははは、瑠璃さんと話し合わなきゃダメだこれ」

「よし命、お前を義息子として認めてやろう。だから説得しろ、何しても今回は許す」

「義父さん!」

「義息子よ!」


なんかガッチリ握手してる二人、説得って僕何されるの?言葉で納得させられるだけだよね?

お、お父さん!後は若い二人でなんやかんやしなさいって出て行かないで!

ま、待ってよ命、そんな血走った目で近寄ってこないでよ!

あ、アッーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



はい、関東に帰ってきました

実家の近くに暮らしてるよ

あの後大変だったんだから、四神の家も皇の家もプッツンしちゃうしさ

なんでか知らないけどやんごとなきお方も動いたらしいしさ

それにそれに




どう計算してもあの時の。。。。で僕のお腹に生命が宿ったし


「えへへ~お姉―ちゃんといっしょ」


まぁこまけぇことは良いんだよ!

翡翠がニコニコだから良いんだよ!

お父さんと命が並んで、ハンカチ噛みしめてるけど良いんだよ!

へいわだね

翡翠はにっこにこ

お姉ちゃんがいない間は大暴れ

禁断症状出てたね

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