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かぞくとやまと

お読みいただきありがとうございます

平和な家族旅行だよ

何も起きないって本当本当

ふはははは夏だ!海は普通に危ないので山にキャンプに来てるよ!

皇の持ってる山で翡翠と琥珀とキャッキャするの、僕あっちの大陸で頑張ったんだもんこれくらいあっていいよね

すっごいきれいな川もあるし、自然豊かだし良いところだよ

奈央達は別の場所にお出かけしてるよ、死ぬかもしれない場所から帰って来たんだもん家族の時間が必要だよ

ボブは皇の家で勉強してるって、残ってくれた気が利くよね

田中さんはシティレディなのでキャンプとか嫌らしい、ボブと一緒にいるよ

そんな楽しいキャンプでも、見ないようにしてる方向あるけどね

だってさ、お祖母ちゃんに遊ぶのにちょうどいい山ってある?って聞いたらね


「ちょうどいい山はぁあるのだけれど~隣のお山で蟲毒してるのよねぇ~」


って言われたの…

蟲毒してるってなに、僕そんな日本語知らない

隣って言っても5キロくらい離れてるから関係ないと言えばないんだけど、視界には入れたくないよね


「お姉ちゃん!テント、テントだよ」

「そうだね、テントだね。一緒に作ろうね」

「コーも作る!頑張る!」


妹も弟もテンションマックスで嬉しい限り、お父さんとお母さんは川辺でくつろいでる


「あ、お母さーん」

「どうしたの?」

「お母さんはこの山で遊んだことあるの?」

「あるわよ、山菜を取ったり鹿とか熊とか取ったりしたわね」

「ワイルドだった、想像してた遊びよりワイルドだった!」

「のんびりするなら家のが良いじゃない」

「自然を感じようよ、折角来たんだからさ」


のんびり、きゃっきゃと遊んで、皆で沢蟹探したり釣りしてたんだけど


「お姉―ちゃん!人!人が流れてくる!!」

「えぇ?皇の山にいるんだから親族の人かな?」


すーーーーっと上流から人が流れてきたんだけど、生きてはいるみたい


「あれぇ?人がいる珍しいわね」


僕らに気づいた流れてきた人は立ち上がったんだけど、腰蓑しかつけてないんだけど

女の人が腰蓑だけでながれてきたあぁ滅茶苦茶美人なのに腰蓑だけだぁ


「あら河童じゃない、こんなふもとまで来るなんて珍しいわね」

「お母さん知り合い?河童!?」

「知り合いと言えば知り合いね、この山を管理してる河童よ」

「やっほー河童の静流(しずる)だよーよろしくね」

「河童さんとりあえず、上に何か来てくれない?琥珀の教育に悪いし、お父さんがこのままだとお母さんにすり潰されるから」

「えぇー面倒ね、だから人って嫌なのよ」


お母さんが河童に服を投げつけて着させた

お父さんはほっとしてるし、僕は琥珀に見えないようにしてた手をどかす


「お姉―さん河童なの?キュウリ好き?」

「嫌いよースイカも嫌い、瓜系苦手なのよね。あと尻子玉も嫌いよ美味しくないもん」

「河童のイメージ壊れるぅ、緑色じゃないし頭にお皿もないし」

「こんな綺麗な河童捕まえてあんなイメージと比べないでよね、だいたい私は河童界でもエリートなんだから」

「河童界とはいったい・・・」


色々お話してくれたよ、このお山の管理をして700年くらいらしいよ

お山のお話だったりを面白おかしく喋ってくれた後に、上流にバタフライで帰って行ったよ

大丈夫だと思うけどかたずけちゃんとしてね~って遠くから聞こえてきたよ


「お母さん、今度は皇と関係ないところでキャンプしよ。僕この世界と皇のこと良く解んなくなってきた」

「そうねぇでもここ以上に安全な山ってないのよね。あの河童結構強いのよ、変なの入り込んだら処理してくれるし」

「そうなんだ…」

「それに夜はここが一番なのよ」


僕と翡翠と琥珀は、夜??って感じで疑問だらけ

夜になったらわかるからご飯の準備するわよーって教えてくれないし

ご飯は飯盒炊飯でお米炊いてカレー作ったよ、ちょっと火の通りがあれでカレーの野菜がシャキシャキしてたけどそれはそれで良いよね

皆で美味しく食べて、焚火を囲みながらお父さんとお母さんのお話を聞く

昔のことだったり、二人で出かけた場所の話を色々してくれた

普段は恥ずかしがってしてくれないけど、この場所が話させたのかな


すっかり夜になって周りが暗くなったころ、翡翠が川をみて歓声を上げた


「わぁ綺麗だね」

「凄いね、何がどうなってるのこれ」


川からね、ふわーっと光の粒がフヨフヨと浮き上がって幻想的なんだ


「豊富な魔力で蓄えた、太陽の光が溢れ出てるのよ。綺麗なお山だとこういう現象があるのよ、綺麗でしょ」

「うん、きれー!ずーっと見てたくなるね!」

「またみんなで来ような、美彩の思い出の場所が家族の思い出の場所になったんだ。今日だけじゃもったいないだろ」


家族みんなで見たこの光景は忘れないね

僕達は3人一緒のテントで眠る、山の夜はちょっと冷え込んだけど3人ぎゅっと集まればぐっすりだよ

翌朝、琥珀ははしゃぎすぎて疲れちゃって中々起きなかった

でも気持ちよさそうに寝てたから、良い夢みれてるんだろうね

河童

尻子玉ズボォッってしてくるあれ

静流さんは美味しくないから嫌い、味知ってるってことは食べたことはある

何後は言わないけどEあるよ

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