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甘い結末

お読みいただきありがとうございます

瑠璃は黙秘権を行使した

家族はその姿が愛らしいので追求しなかった

お付き合い初めてから2ヶ月くらい、この世界では僕って結婚かなり遅めの部類になるの

10代で結婚出産当たり前の世界だからね、戦争してるとその辺の生存本能刺激されるんだね

そこ行くと僕は妹大好き好き超愛してるで生きてきたんだ、世界とのずれが凄いよ

お付き合いした翌日に、僕はお母さんに首根っこ捕まえられて甘木君のご両親に挨拶

お母さんと、義理母さんが仲良しだって知って僕びっくり

お母さんはこんなチャンス逃がすわけにいかない

義理母さんは外堀から埋めて手助けしてあげないと

利害がガッチリあってたらしい、今は普通に仲良しさんらしいよ

3日目に甘木君が僕の家に来て、娘さんと結婚させてくださいってお父さんに言った

正直僕は槍がビュンって突き出されるんじゃないかって、不安でしかたなかったんだ

だってお父さんだよ?僕のお父さんだよ?

言ってるだけで実際には何もしてないと思うでしょ、実際に動いたりしてるお父さんだよ

僕に痴漢した人を消したっぽいんだよねぇ詳しくは聞いてないよ怖いもん

そんなお父さんがね


「瑠璃は、どこか別の所を見ようとする娘だ。瑠璃は幸せになれるだろう、だが君は幸せになれるのか?」


槍より鋭い言葉を僕にくれたよ!

僕は一体何だと思われてるんだろう、精一杯やりすぎたのかもしれない


「俺の居場所は、瑠璃が嫌という間では瑠璃の隣です。隣にいれるのであれば俺は幸せになれます」

「そうか、覚悟は伝わったよ。だが!娘はブベラァッ」

「瑠璃を宜しくね、変な事したら直ぐに言ってくれていいからね」


哀れお父さんはお母さんの拳の前に散ったのであった

そこからは僕は置いてけぼりで、結婚式の準備が始まってたよ

告白して3日目だってばぁ思い出とか作りたいじゃん、でもこの流れには逆らえないお母さんと両方のお祖母ちゃんがうっきうきで進めてるんだもん

君子危うきにうんぬんかんぬんだよ

いやまぁデートとか行ったよ、おおおお大人だしそういう雰囲気になったりしたよ

僕ね甘木君を尊敬したよ、僕が男性の立場だったらあんなに我慢できないと思う

こ、これ以上は言えないけどね!絶対だ~~~~れにも言わないもん

色々あって今日は僕の結婚式だよ、てっきり僕は甘木君の家で暮らすんだと思ってたんだけど新居で暮らすみたい

義理母さんは言っていたよ


「この家って古い家なのよ、毎晩揺れたら眠れないでしょう?」

「しょんなことないでしゅ」

「やだもぅ私の義理娘可愛い、欲しかった娘がこんなに可愛いだなんて感激しちゃう!でも家は別にしましょうね、こんな可愛い娘と嫌な関係になりたくないのよ。渡る世間は悪鬼ばかりって言うでしょ、姑と義理娘は適切な距離がある方が良いと思うの」


義理お母さんはふんわりとした見た目で、厳しい事を言ってくれる人だった

もっと仲良くなれると良いなって僕は思ってるよ

で、そんなこんな色々あったんだけどさ、今一番の問題は


「私が悪かったの、燃やして消しておくからお姉ちゃん行かないでぇ」


最愛の妹が駄々こねて、旦那さんの殺害予告をしてくれてるの

この2ヶ月で僕も少し変わってね、翡翠のためには何でもしちゃうって僕が考えるようになったんだよ

甘木君と翡翠どっちを優先して考えようって、どっちの言う事聞こうかなって

人って変わるんだね


「翡翠よぉ~く聞くんだよ」

「お姉ちゃんやっぱりなしにしてくれる?」

「無しにはできないかな、お客さんもいっぱい来てるし」

「私が皆にごめんなさいってするよ!」

「翡翠はいいこだね」

「えへへ」

「そうじゃなくて、僕が今度暮らす家はね」

「やだー聞きたくないもん」

「甘木家より近いし、なんだったら家から歩いて5分で行けるよ?お散歩ついでに遊びに来ていいんだよ」

「あれ?そうなの??鈴ちゃんがとっても遠くに行っちゃうって言ってたから」


犯人は鈴だ!みんな捕まえて!

ちょっとした悪戯のつもりだったみたいだけど、僕の晴れ舞台がガラガラと壊れかけたんだ

きらりちゃん激おこマッスルカーニバルだったね、鈴のガチ泣き初めて見たかもしれない


「本当に瑠璃といると色んなことが起こるな」

「みんなそれ言うけど、僕が何かしてるわけじゃないんだからね」

「そうか?あっちのテーブルに座ってる人達ってさ」

「甘木君ひどい、花嫁にそんなこと言うんだ。あの人達は見ちゃいけません、気が付いたらダメだよ。気の良い御爺様と叔父様だよ他人の空似さ僕知らない、陛下には招待状出してないもん」

「そうだな、そうするのが一番いいな。そう言えば花嫁様は俺の事を甘木君って言うんだが、甘木瑠璃さんそのあたりどう思っておいでですか?」

「うぅずっとこの呼び方だったんだもん、急に変えるのは大変だよ。少しづつで許してよ健也さん」

甘木君ルート完!!

幼馴染は負けフラグじゃなかった!

あ、奈央は新居に平然とついてきます、ボブは翡翠の側付きしてます

良い雰囲気になると邪魔してくる奈央がいる生活は気が向いたら書いてみようかな

天声ルートの前に脳内の妹達が、お姉ちゃんとイチャイチャさせろーって叫んでるのでそういうお話が挟まります

あ、恋と鈴と翡翠と奈央のバッドエンド書くの忘れてた

瑠璃と里兎は犠牲になったのだ、でいいかな?

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― 新着の感想 ―
[一言] この世界線の甘木くんおめでとう!幼馴染三人で仲良く暮らしていってね!
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