かくだいかいしゃくといやく
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瑠璃は条件を自己都合で解釈して、意訳することで使えるようにしちゃいました
日本神話で有名な武器や道具って何があると思う?
八尺瓊勾玉、天叢雲剣、八咫鏡、この辺りが有名だよね
でもね、3種の神器に比べると知名度では劣るけどとんでもないのがもう一個あるよね
そう山に突き刺さってることで有名な「天逆鉾」だね
この世界でのそれはちゃんとぶっ壊れ性能だよ、古い神器には色んな所以があるけどそれを全部飲み込んで存在してるんだ
使える人間はもちろん限られてる、血筋、魔力、能力全てにおいて神器が選ぶんだ
そこ行くと僕ってば、どれも足りてないんだよ
いくらレプリカと言えど、宝の持ち腐れになるはずなんだ
僕の一番の切り札は、切れない切り札のはずだったんだ、本当だよ?
日本人としてもったいない精神を発揮した僕は、使えるようにしたけどさ
陛下立ち合いの元、条件を付けて使えるようにしたんだ
一つ、日本の危機において使う事(妹の危機に使う事)
一つ、無辜の民を傷つけない事 (妹達を傷つけない事)
一つ、このレプリカを使用できるのは僕だけであること
これでだいぶ僕でも使えるようにできたんだ
ただ、これだけ条件つけても魔力が足りなくて動かせないんだよね
残念!って済ますわけないよね、だって僕だよ?
「瑠璃よ、何を使おうとしておる!辞めぬか!瑠璃ではそのような力を使えるわけが無かろうが」
呑兵衛が怒ってる、そうだよね
「だめなのじゃだめなのじゃ!わらわがもっと働くのじゃだから辞めるのじゃ!!」
たまちゃんも焦ってるごめんね
だってこいつ強いんだもん、皆で帰ろうと思ったら使わないって選択肢は無いんだよ
2神が怒り慌ててるとガキーンガキーンって音が聞こえてくる
音のする方を見ると翡翠が、翡翠がね…
僕も見たことないような綺麗で可愛くって壮絶な笑顔で笑いながら、両の拳を打ち合わせてたの
妹大好き至上主義の僕もちょっと引くくらいの笑顔だよ、ぷりちぃだけどさ
「えへへ、えへへ、お姉ちゃんと並んで進めるよ!最後の機会だよ!だってお姉ちゃん最後ってさっき言ってたもん。嬉しいなぁ嬉しい!!」
僕の育て方が悪かったかもしれないと初めて思いました、お父さんお母さんごめん!!
「殺っちゃおうお姉ちゃん!殺っちゃおうよ!!」
僕の覚悟を乱せるのはこの世で翡翠だけだよ、本当に
まぁでも翡翠のリクエストには答えないとね、だって僕はお姉ちゃんだから!
「陽炎の槍の娘として、最後位は使わないと怒られちゃうからね。」
さぁ捧げよう、起動させるのに足りない魔力を
来世の僕、来来世の僕、もーーーーーっと先の僕も許してくれると思う
「さぁ必要な魔力は輪廻の果てまで回収していいから、力を貸して貰うよ天逆鉾!さっさと起動しろ!!」
義手に隠した切り札を使う
創世神話のころからの力を見せて見ろって言うんだ!
レプリカが僕の魔力を吸い取って、吸った魔力で槍の形で顕現していく
神秘的な槍だね、神器って見ればわかるよこれ
「お姉ちゃん大変!!大変だよ!!」
「どうしたの翡翠?さっきの強烈な笑顔から困惑してる顔も可愛いね」
「お胸が、お胸が!!」
「え?胸?こんな所で無い部位の事を言うだなん・・・・ありゅ・・・胸がありゅぅぅぅなんでどうして、今来たの成長期!!!!いやっふぅぅぅぅぅ」
控えめに見てDはあるねこれ
神機お前いい奴じゃないか、マジでいい奴じゃないか!!
帰ったら祀ってやる、三種の神器なんかより有名にしてやるからな!!
「ふはははは、僕は今完全究極隊パーフェクトスーパーグレートビューティフルお姉ちゃんになったぞぉ!!!いくよたまちゃん、呑兵衛!雑魚蹴散らして進むぞ!!」
「我の怒りと心労を蹴散らす出ない、はぁ仕方あるまい後鬼として務めを果たしてやろう」
「ふふんまだわらわのが大きいのじゃ!働きでも負けないのじゃ!!」
「お姉ちゃん私も一緒だからね!えへへ~楽しいね」
どうも愉快な瑠璃PTです!他の皆は呆れ顔だよやったね!
「私も頑張っちゃうんだからぁ!!」
翡翠が僕の上げた宝珠を使う
「行くよ焔軍」
成長
AA→D
何がとは言わないけどね
神器君が僕使うんならこれくらいあって欲しいんだよねって付与してくれた
瑠璃は歓喜の涙を一滴流したのであった




