まじわるせんじょう
お読みいただきありがとうございます
姉妹の戦場が交わります、筋肉は鍛えれば無限の可能性があるって信じてる
こっちにきて7日目私はもう限界です!
なんで暴れさせてくれないの!なんでいつも他の皆がやっちゃうの!
強そうなのが居ても戦わせてもらえない、プンスコプンプンです!!
「翡翠は良い感じにイライラしてるね」
「翡翠姉さまはアレくらいが一番強いのですから、しかたありませんわ」
「内なる暴力性を0に出来るお姉ぇちゃんは近くに居ないから、きっとすごいことしてくれるはず」
「あのね、作戦だとしても一番近くに居る私の事をもう少しねぎらってちょうだい。魔力の制御が甘くなってきてて、燃やされそうになるのよ」
うぬぬ、何か叩きたいよぉ
あ、これでいいや
「ちょっと、やめて!私のクッション叩かないで、ボスボスしてる見た目は可愛いけどクッションにダメージが!!」
あ・・・これ奈央お姉ちゃんのだったんだ、ごめんなさい
でもでもでもでも我慢できないよーーーーーーーーーーーーーーー
「翡翠ちゃん落ち着いて、やっと到着したよ」
「本当!もう暴れて良い?お姉ちゃんもいないし全力でやって良い?命お兄ちゃん早く魔法使って!早く早く!!」
「ごめん、もうちょっとまって。エリスちゃん達が突っ込んで道を作ってくれるからその後でね」
「え~~~~~~~」
「翡翠は我慢を覚えないとダメ」
「里兎ちゃん」
「私もいってくるから、ちょっと我慢して元凶で爆発してきて。早めに倒してくれると楽でいいから」
「わかった、気を付けてね」
里兎ちゃんはエリス達と一緒に、道を作って維持するほうに回る
単体の敵との戦いはそんなに得意じゃないからね
怪我しないで欲しいな、大丈夫かな
「私は竜王の伴侶!この程度乗り越えれぬわけがない!!」
あ…病気が
大丈夫そうだね
私達は建物の中に突入する、そこそこ強いけど苦戦はしない
暫く進むと真っ黒な、どこまでもどこまでも続いてそうな穴がみえる
穴の近くには男の人と女の人がいる、どっちも鬼だ
「神気相鋼!!」
命お兄ちゃんが宝玉の力も使って、躊躇わずに魔法を使う
どっちが元凶なんだろう、パッと感じたところだと男の人の方が強く感じる
お姉ちゃんは言ってた、敵が二人いたら弱く見せてる方が怪しいって!
力の差が大きければ多いほど怪しいって!!
だから私は全力で女の鬼に殴りかかる
「命お兄ちゃんこっちは貰うよ!」
「こっちが当たりでも怒らないでくれよ!」
さぁ始めよう、私と鬼との舞踏会を!!
僕達は今、上空5000mにいます!
ドッカンドッカン地上からは聞こえるよ、凄いよ12人で乗り込んだとは思えない爆音だよ
「瑠璃もう我慢できないのじゃ!わらわは行くのじゃ!」
「わ・た・しも限界!デビューを飾っちゃうわよー!」
我慢が効かなくなった、のじゃ鬼と筋肉が飛び降りていく…きらりちゃん!?
たまちゃんはまだいいよ、鬼神だもん凄いもん強いもん
きらりちゃんは人間!ヒューマンだよ!死ぬって!!
「わらわ達が力を合わせれば無敵なのじゃ!」
「爆炎となった私達にかなうものなんてないわ!」
「「スゥーーーーパーーーーーッ爆炎キーーーーーーーーック」」
たまちゃんに肩車されたきらりちゃんが重力魔法で加速していく
何処かで見たことあるような技名を叫びながら、赤熱しながら落下していく
人間ってなんだろうね、人間って凄いね
でも大丈夫かな、地上にいるみんなは大丈夫かな
僕の心配する相手はいつの間にか変わってたよ
シルベスター(鬼)
瑠璃がてきとうに言ったことは正しかった、元凶の右腕で四天王のトップ
隙の無いスキル構成、耐性、高い戦闘力
普通に強いゲームで戦う敵で例えると、負けイベだと思ってたら普通にゲームオーバーになるくらい強い




