ひすいのたたかい4
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瑠璃の妹はみんな過激、恋はある程度常識があるよ?
この大陸って広いんだね、こんなスピードで移動してるのに目的地に着かない
結構ジグザグに進んでるからかな?何でまっすぐ行かないんだろう?
「姉さまはなんでここまで来てそんな地図を見てるんですの?」
「何でまっすぐ行かないんだろうなぁって思ってたんだよ」
「姉さま…事前説明聞いてなかったんですのね」
「だ、だってそういうのの担当は里兎ちゃんか鈴ちゃんでしょ?私はほら、ね?」
「ダメですわ、何時までも同じチームを組めるかわからないのですからちゃんとしてくださいませんと」
「ずっと一緒じゃないの?え、みんなバラバラになるの?」
「私は帰還したら戦場から下がりますわよ?近衛の務めとして次代を育てていきませんと。それに里兎姉さまも何時まで日本にいるかわかりませんわよ?」
「なんで、里兎ちゃんどこか行っちゃうの!!」
「バルバロッサさんに付いて行こうとしたら、欧州に行ってしまいますわよ。もぅ姉さまったら」
はぅぅみんなで一緒にいれると思ってたのに
そっかぁみんな違う場所に進んで行っちゃうのかな、寂しいな
「距離が離れても私たちは親友で姉妹ですわ、そんな悲しそうな顔なさらないで。でも姉さま大丈夫ですの?」
「なに?」
「甘木さんと天声さんがグイグイと押してますけれど、瑠璃姉さまが落ちたらお家から出ることになるんじゃないですの?」
「ふぇ!?」
「お二人ともご長男だっと思いますわ、分家の四神は翡翠姉さまか琥珀が次ぐ形になると思いますわよ?耐えれますの?」
「ストップ、恋そこまで。それ以上やると翡翠お姉ぇちゃんが使い物にならなくなるよ」
「あら、そろそろ考えて頂かないとダメですわよ。意識させておかないと暴れる翡翠姉さまを止める役目をおいそうですもの」
「確かにそれはメンドクサイね、ここならストレスを存分に鬼に叩きつけれるから案外いいかもしれないね」
あわわわわ
お姉ちゃんがお家をでてっちゃうなんていや!
今までもよく病院に入院してたけど、ちゃんと帰ってきてくれたもん
それが帰るお家が変わるってこと、うぅぅぅ私耐えれないよ
「あ!お兄ちゃんたちを消しちゃえばいいんじゃない!!」
「ようやくそこに気が付けたのね、翡翠はやっぱり賢いわね」
「奈央お姉ちゃん!」
「二人で協力すれば証拠何て残さないで処理できるわよ」
ガシっと奈央お姉ちゃんと握手する、持つべきものはお姉ちゃんだね!
「目の前で殺人計画を練られてるんだけど、どうしたらいいと思う?」
「大丈夫ですわ、私達は兄さま側に付きますもの、瑠璃姉さまにはドロッドロに蕩ける位幸せになってもらわないと困りますの。それが出来るのは世界広しと言えど兄さまたちだけですもの」
「う~む、こっちはこっちで怖い」
「頑張って!姉さんを不幸にしたら氷像にしてあげるから、応援してあげる」
奈央お姉ちゃんと共同戦線を張ってたら、命お兄ちゃんが何とも言えない顔してた
ふざけてたらちょっと先で強力な鬼の気配を感じた
もやもやしちゃったから、もやもやを叩きつけようとしたら
「ダメですわよ、私が行きますわ。翡翠姉さまの出番はまだ先ですわ」
恋ちゃんに先を越されちゃった、くやしぃ
「エリス、私を抱えて空に昇ってくださいな。一気に処理しますわ」
「わかったです!」
恋ちゃんとエリスがふわ~しゅばーっと空を登っていく
空中での動きはエリスに勝てないな~地上でなら勝てると思うのに
「影魔法の、近衛の秘伝を見せて差し上げますわ!姉さま力を貸してくださいまし!」
恋ちゃんの魔力が膨れ上がった、そのあと変化が無いと思ってたんだけど
皆の影が無くなってる
「いきますわ!影転!!」
鬼の体に細くて鋭くて大量の影が突き刺さってる
凄い大きな影が生きてるみたいに動き回って鬼を針ネズミみたいにして回ってる
「つかれますわぁしばらくばたんきゅ~ですの」
「ね、ねぇあの影どれくらい動くの?」
「さぁ?わかりませんわ!自動で周囲の鬼を刺し殺したらそのうちとけますわよ」
広範囲自動単体殲滅魔法ってこと?近衛の叔父さん自分は戦えないって言ってたけど、恋ちゃんの魔法の師匠は叔父さんだよね?
公家って怖い
セガール(鬼)
いわゆる四天王的なあれ
近接防御型で硬いと~~~っても硬い、メタルス○イムの硬さでボスHPって言う反則じみた鬼
翡翠達を止めようと出てきたところを、恋の影転で体内からめった刺しにされる
どんなに硬くても口や鼻や耳から体内に入ってこられたらね、人型だから倒せれちゃった
閉鎖空間におびき寄せて燃やし続けたり、電撃を浴びせ続ければ倒せるよ
アウトレンジで戦うのが基本、翡翠が行ってたら永遠と殴り合いをしちゃってた




