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ひすいのたたかい1

お読みいただきありがとうございます

ここから翡翠視点で進みます

飛行機に乗って欧州を経由して、もうすぐ強襲予定地点につく

最初はドカン!って魔法を使おうと思ってたけど、お姉ちゃんに止められちゃったのを思い出す


「ほとんど弱い鬼しかいないと思うから、ある程度進んだらドカンだよ」


って言われたの、なんで?って聞いたら


「海岸にいる鬼は他の国に行く鬼だからだよ、門から出てきて大陸から追い出されるようなのに大技いらないでしょ?数だけは多いだろうけど、翡翠の敵じゃないよ」


って言われた、確かにそうかも

もっと門に近づいて、最初期からいる鬼達が出始めてからのが効果的だもんね

そんなことを考えながらお菓子を食べてたんだけど、エリスが信じられないって目で見てくる

これ知ってる!お姉ちゃんがよく向けられてる奴だ、結構辛いんだね…

帰ったらもっとも~っとお姉ちゃんに優しくしてあげよう


「なんでヒスイはお菓子なんて食べてるです!もうすぐ着くです!緊張とかしないです???」

「今から緊張しててもしょうがないでしょ?攻撃もされてないし、のんびりできる時にのんびりしないと疲れちゃうよ?」

「姉さまに翡翠はよく似てるです」

「本当!ありがとう!!」


がっくり項垂れるエリス、なんで?褒めてくれたんだよね?

私とエリスのやり取りを、カイルさんや里兎ちゃん達がクスクス笑いながら見てる

訳が分からないので、お菓子に集中しよう


「翡翠お姉ぇちゃんちょっと頂戴」

「いいよ、はい」

「ありがとう、美味しいね」

「ね~こんなに美味しいものあるのになんで鬼は人食べるんだろうね」

「本能だってたまちゃんさん言ってたよ、存在をこの世界に確立するんだーって本能でパクパクモグモグするんだって」

「そうなんだね、こっち来なければいいのに迷惑だね」

「この作戦が終わったら楽できるようになるかな?」

「お姉ちゃんが無理だって言ってたよ」

「そうなの?元凶倒すんだよ、楽にならないの?」

「今みたいにわらわら群がって来るのを倒す戦いから、探して殲滅していく戦いに変わるんだよって言ってたの。組織立った動きが無くなるから、ある意味もっと大変になるかもだって」

「げんなりしちゃうね」

「私達がいる今が最大のチャンスで、コレを逃すと何時になるかわかんないからね。100年後とかには平和になって、私達の像でも出来てるんじゃないかな?」

「それもげんなりしちゃうね」

「ね~」


鈴ちゃんとお喋りしてたら、遂に到着したみたい

高度3000ⅿから海岸線にお姉ちゃんの作った乗り物でだ~~~~~いぶ

この乗り物タイヤが無いんだよね、どうやって進むんだろう?って初めて見た時思ったの

お姉ちゃんがすっごい早口で色々教えてくれたけど、よくわからなかった

なんか凄くて、半重力で浮いてて、どんな場所でも進めるらしいよ?

バギーってお姉ちゃんは言い張ってるけど、これ違うものだよ私わかるもん

予想通りそんなに強い鬼はいないので皆で走り抜ける、途中で成長させてるってお話だけど海でどうやって成長するんだろうね?

人がいないのに不思議、それを調べられるお姉ちゃんも不思議

人間牧場

瑠璃と元帥が平然としてたあれ

家畜は育てないとね、絶滅させたら大変だもの

牧場では本能に従ってる人間が飼われている

教育を受ける機会なんて0なので、言語、文化そんなものはない

偵察した際に何か所も発見して、あまりにあまりな映像に歴戦の戦士たちも発狂しかけた

今回の進行ルートは人間牧場を避ける形で設定されてるよ

下手に潰すと各国に来る鬼が増えちゃうからしょうがないね

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