すごいよきしんさん
お読みいただきありがとうございます。
天邪鬼っていうくらいだしね
過去を振り返ってたら第一チェックポイントに到達してた
お母さんを説得できなかったのは心残りだけど、無事に帰って怒られるから許してほしい
晴明の説明によれば、旧合衆国で巨大な五芒星を作り出して門を閉めるんだって
各頂点部分に術式を打ち込んで、門に居座ってるのを消し飛ばしたら同時起動して閉める
伝説の陰陽師を馬鹿にしてたよ、どんだけ大掛かりなのさ今いるのカナダだよ!
地理とかそこまで覚えてないからあれだけど、こっちの大陸ほとんど全部移動することになるじゃん
大移動だなぁとかぼんやりしてた僕を叩きたいね、思いっきり叩きたいね
「何驚いてるんだい、門を中心にして巨大な五芒星作るって言ったじゃないか」
「この大きさになるとは思ってなかったんだよ!巨大じゃないよこれ、全域じゃないか!」
「確かにそうかもしれないね、まぁやるしかないんだろう?露払いをしておくれ、1時間はかかるからね」
「ぐぬぬやってやるぅきらりちゃん、ボブ行くよ!」
「我らも征く故、そこまで張り切らんでよいぞ」
「手伝ってくれるの?なんで?」
「わらわ達の全力を舐めてるのじゃ?ちゃんと慣らしておかないと自壊するのじゃ」
「そんなになの?」
「徐々に力を上げてゆかねばならんのでな、おぬしらは晴明でも守っておるがいい」
「た、頼りになるぅ」
「そうなのじゃ!わらわ達は凄いのじゃ!行ってくるのじゃ~!」のじゃ~のじゃ~
高度3000mから紐なしバンジーで飛び降りてく鬼神達、ここまで隠密行動出来てたのにたまちゃんののじゃ~がこの辺一帯に木霊してる
「ゆっくり行こうか、あれらに巻き込まれたら目も当てられないよ」
「そうだね、爆発音聞こえるもんね…」
「残念だわぁ私の合衆国デビュー戦は、お・あ・づ・けなのね」
「お嬢様の安全が確保できるなら問題ありません」
「もう少し落ち着くまで、妹達の動向でも調べておくかな」
「あらぁ?どうやって調べるの?」
「僕がただの戦闘服とチョーカー渡すわけないでしょ、どこにいるかこれでわかるようにしてるんだよ」
スマホを取り出しポチポチーっとな
「うんうん、順調に進んでるし怪我もなさそうだね。このペースのままだったら僕達はちょっと後に到着する感じかな。里兎はもう使ったんだね、凄い力が動いてたのは里兎だったか」
「お嬢様、発信機で済ませることは出来なかったんですか?バイタルから何から表示されてるじゃないですか」
「え?危険なところに行くんだよこれくらい必要じゃない?」
「今回に限っては、そう・・・・かもしれませんが。このことは伝えてるんですか?」
「そういえば言ってないね、別に言わなくても良いんじゃない?」
「プライバシーとかそういった概念がお嬢様には無いのですね。また一つ理解が進みました」
ボブの凄い所は、僕に狂信的な所
止めるんじゃなくて、なるほど!で済ませてくれるんだ
とても良い主従関係だよね、理解あるって素晴らしいね
「お馬鹿コンビ帰ったらお説教よ」
きらりちゃんは誤魔化せなかったよ残念
こんな感じで、残りの四か所もサクサクっと術を仕込んでいけた
最後の五か所目でね、山が消えたの
たまちゃんの正拳で山が消えて、呑兵衛が扇子を振ったら山がぺしゃんこになったの
更地だね、な~んにもないね
段々とたまちゃんと呑兵衛の迫力?圧力?が増していってたんだけど今凄いよ
物凄く大きく見える、プチっと潰されるって感じがバシバシくるんだ
「ねえ昔はそんな溢れ出る感じで暮らしてたの?」
「そうなのじゃ、加減とかし始めたのは子をもうけてからなのじゃ」
「我も娶る前はこのようなものだな」
「鬼神の全盛期に屈しない人がいたんだね、凄いよ尊敬する」
「だから瑠璃が好きなのじゃ!此処まで力を出した状態のわらわにそんなこと言える人は滅多にいないのじゃ」
「我もこれは素直に認めよう。媚の気配が微塵もない、瑠璃は愉快よな」
「愉快って褒めてるのそれ?」
「大いに褒めておる、下らぬ人間が余りに多い中で瑠璃は貴重よ」
「褒められてるならよし、僕は素直なのが売りだからね」
「睦言や閨の知識はわらわに任せるのじゃ、同じ女目線で教えてやるのじゃ」
「なんで急にそんなこと言うの!?」
「瑠璃がこれだけは奥手なのじゃ、発破をかけるのじゃ!」
びえぇんたまちゃんが善意で僕を追い詰めてくるぅ、帰るまで後回しにしてるんだから忘れさせておいてよ
呑兵衛の最初にして最愛の女性は、俺様してた所を平手でたたいて
「顔がいいだけで中身のない鬼が粋がらないで!」
って言い放った。呑兵衛が芸事に精通してるのはこの女性のおかげ
たまちゃんの最愛のあやつさんは、全力全開のたまちゃんが噛みついても歯形が付く程度
人類最強だったけど、病には勝てづたまちゃんに看取られている
余を喰らえと言い放つが、輪廻を超えて会いに来るのじゃ待ってるのじゃと泣きじゃくるたまちゃんを優しくなでていた




