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たびだち

お読みいただきありがとうございます。

あっさりとしてる

だって帰ってくる気だから

「琥珀君どうしたの?もうすぐ出発だからちょっと忙しいんだ」

「命兄―ちゃんちょっとだけだから来て!」

「しょうがないなぁ」


琥珀君に言われて先輩の家に来たけど、なんだろう

まさか甘木先輩みたいに殴りかかって来ることは無いdグフォア


「いてて、急に何するんだい!」

「命兄―ちゃん油断しちゃダメ!どんな鬼がいるかわかんないんでしょ!お姉―ちゃん達の事守ってくれなきゃコー怒るよ!!」

「む、確かにそうだね、乱暴なやり方だけどわかった。もう油断しない、どんな姿形してても打ち滅ぼしてくるよ」

「お願いします」


ペコっと頭を下げる琥珀君に約束する

まいったなぁ元凶倒すだけなら何とかなると思うんだけど、みんな無事にって言うのは難易度上げてるんだよ

神人だなんて言われてるんだ、これくらいやって見せるしかないか!

琥珀君と握手して、男の約束をする

破るわけにはいかないな






「琥珀は来てないの?」

「今回みたいな見送りは行きたくないって家にいるよ」

「そうなんだ、そうだね!帰ってこれないみたいな感じだもんねコレ」

「そうだね~旧合衆国に2カ国連合の少数精鋭で乗り込んで、元凶倒してくるなんて普通は無理だね」

「でもお姉ちゃんは止めないんでしょ?」

「僕の妹達はこれくらいのことは出来るよ、お姉ちゃんにはわかるんだよ」

「えへへへ、頑張って来るね!」

「うん、いってらっしゃい。帰ってきたらお祝いしようね」


僕は翡翠を抱きしめてグルグル回る

お父さんも風邪ひくなよ!とか旅行に行くくらいの感じで送り出してるんだけど、お母さんがなぁ

悲壮な表情で、ボロボロ泣いてる

私が代わりに行くって、さっきまで言ってたもん

お父さんとも喧嘩してたしさ、しょうがないと思うけどね

僕は前世でゲームとして遊んでたから、今の実力なら勝てるだろうって思えるけど

お母さんは辛いだけだもんね、この後もっと大変なんだけど大丈夫かな?

事前に説明して、お父さんはめちゃめちゃ怒られたけど許してもらえた


「それじゃ行ってくるね!お土産は平和かな?」

「カッコいいね期待して待ってるよ!いってらっしゃい!!」

「あ!瑠璃せんぱーい!英雄になって帰ってきたら結婚して下さーーーーーーーーーーーーーーい!」

「馬鹿!そんな事大声で言うな!!」

「俺は本気ですからね、相応しい男になって帰ってきます」


なんでこんなタイミングでそんなこと言うんだよ、やめてよ僕の精神をボッコボコにしないでよ

こうして翡翠達は飛行機に搭乗していった

空挺降下で奇襲!って案もあったんだけど、防空がどうなってるか定かじゃないので東端に上陸して進軍することになってる

僕の作った、魔改造バギーで走り抜けることになる

大怪我しないでよ、そこだけが心配だ


「瑠璃、久方ぶりよな」

「そろそろ準備するのじゃ?」

「こんな体を作ってもらったんだ働くかな、しかも海外旅行とは気宇壮大だね」

「伝説と一緒に旅とはお祖父ちゃん感激じゃのう」

「さ・て!わ・た・し達もカチコミよ☆!!!!」

「ちょっと瑠璃!!!お母さんは許さないわよ!」

「お母さん…」


最大の難関が立ちふさがったよ

命の突然の告白に色めき立った女性たちは、お母さんの迫力に顔を青くしてる

助かったような、まったく助かってないような状況だ

日本から欧州に行って東端に向かいます

ハワイやオーストラリアが陥落してるので、西側から行くのは厳しい

エリスチームが日本に来てたのはエリスの我儘

お姉ちゃんに会える最後の機会かもしれないので、来ちゃったてへぺろ

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