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ひがしにあればにしにもね

お読みいただきありがとうございます。

裏で一体何をしているんでしょうね

西は わっちは~~~でありんす って感じだよ

仕方ないとは思うんだよ、この世界に無かった夢の国を作ったからこうなるのはなんとなくわかってたんだ

でもさ、でもさぁ

僕を皆で引っ張ってあっちこっち引きずりまわされて、疲れちゃったよ

もちのろんで妹弟に大人気で僕は幸せハッピーだけど、なんだろうね馬力が違うというかテンションに差があるというか

前世で行ったことある人間と、生まれて初めての人間の差を感じるね

僕は流石にぼろ雑巾で、よぼよぼのよれよれになったので少し休憩中

なったこと無いけど、お父さんってこんな気分なのかもしれない


「叡智の、少しよいか」

「ぴゃ元帥閣下?元帥閣下!?」


なんか狐耳カチューシャ付けてモフモフになった元帥閣下が眼光鋭く僕を見てる

さくらちゃんの仕業だね、あまーーーーーーいからね孫に


「何故このような場所を作ろうと思ったのだ」

「えーっとですね妹や弟に楽しんでもらいたいって思ったのと、今後の雇用と需要を見越してって感じです」

「ふむ、今後か」

「だんだん落ち着いていくと、受け皿が必要になるじゃないですか。余剰人員に働いて貰う場所って必要だと思って」

「叡智と言われるだけのことはあるな、それであれはなんだ」

「あれ?」

「二つ名ミュージアムなどどいうあれだ」

「あ~ここの目玉ですよ、二つ名持ちって自分の功績語らないから認知してもらおうと思ったんです」

「我らの戦いは誇れるものばかりではない、友を見捨てたこともある。故に語らぬのだ」

「一般人からしたら知りたいことですよ、それに今後の世の中にしっかり語り継いでいかないと」


元帥閣下は納得してくれたみたい、よかったよかった

たまっもの目玉建築物は二つ名ミュージアムなんだ

歴代の二つ名持の功績や、戦績、逸話なんかを纏めてる

たまちゃんの協力で過去の、それこそ歴史が散逸して良く解んない人の事も纏められてる

普通に凄い歴史資料なんだよ、下手したら歴史の定説覆るぐらいの


「叡智の、準備は進んでいるのか」

「はい、順調です」

「やはりお主がいかねばならんか」

「僕の伝手で集めたメンバーなので、僕がいかないと分裂しちゃいますね」

「やむを得んか、お主の頭はごく稀に国に役立つ帰ってくるのだぞ」

「必要とされてるのか微妙なお言葉ありがとうございます」


元帥と会話しながら体力を回復して、また妹弟の元に舞い戻る

遊んでご飯食べて、夜のパレードを見てニッコニコで帰宅した

楽しかったーってぐっすり眠った翌日、呑兵衛が来襲してきた


「瑠璃よ、我は悲しいぞ」

「呑兵衛どうしたの?」

「何故、何故たまっもランドなのだ!我でもよいではないか!!」

「うわぁメンドクサイ」

「我も鬼神ぞ!依怙贔屓はならんぞ!!」

「はいはい、わかったよ。関西にも作ればいいんでしょ!場所用意してよね」

「はっはっはそれでこそ瑠璃よ、名を冠した物をあ奴だけ持つなど沽券にかかわるわ!」


そこから僕は会社に行って、経緯を説明して、企画を纏めて、現地に行って、1週間で作り上げたよ

「しゅてんパーク」を作ったよ・・・

マスコットは女体化してデフォルメした「しゅてんちゃん」と「つっちー」だよ

差別化できたから良いよね?

東西の2大テーマパークとして栄えてくれればいいんじゃないかな


「お姉ちゃん!お姉ちゃん!」

「うわぁーそんな全力で揺らさないで~~~~~~~」

「しゅてんパーク行こう!ね!行こう!!」

「日程調整するね」

「やったーわーい」


クルクル回って喜ぶ翡翠が可愛いので、僕満足

でもグワングワン揺らされてきぼじわどぅい


「はいはい、こっちにいらっしゃい」

「うぁぅ」


奈央に膝枕されて気分を落ち着ける

なんか奈央がぶつぶつ言ってるけどよく聞こえないなぁ


「瑠璃可愛い瑠璃可愛い瑠璃可愛いるりるりるりるりるりるりるりるり」

「奈央お姉ちゃん声出てるよ、気持ち悪いよ」

「翡翠、そんなストレートにいわないで。私が悪いのだけど、心にくるわ」

「お姉ちゃんをデートに送り出して、ストレスたまってたんだね」

「あんなものデートじゃないわ!そう、デートなんかじゃ決してないの!」

「うん、そうだね」

「やめて!そんな慈愛のこもった目で微笑まないで!」


なんかうるさいけど調子悪くて聞こえないなぁ

楽しそうだからいっか

マスコット

この世界ではこの概念自体が無かった

特撮のスーツアクターはいても、テーマパークのキャストはいなかった

そこを御仏さんの所で養成し、投入した瑠璃の遊園地は世界に激震をもたらす

そして世界ではこう言われていくことになる

クレイジー瑠璃 

世界が認めたやべぇ奴なのだ

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